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ジョニー・デップ、敗訴!元妻のDV証言を裁判所が認める

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ジョニー・デップ、敗訴!元妻のDV証言を裁判所が認める

ジョニー・デップが、2018年に、元妻アンバー・ハードに対する「ワイフビーター(妻を虐待する者)」と書き立てた「The Sun」紙に対して名誉毀損で訴えていた裁判で、英国高等裁判所がジョニーの訴えを棄却した。「New York Times」紙などが一斉に報じた。

「The Sun」紙が、アンバーに暴力を振るっていたと報じた件で、アンバーが提出した、薬物使用やアルコール依存、ドメスティックバイオレンス(DV)などに関する証言や証明が認められたもの。

アンバー側は、2013年からアルコールや薬物の影響で正常な意識が働かない状態で、ジョニーから14回にわたって暴力を振るわれたことを証拠付きで主張していた。

判事は、「さまざまな見地から慎重に判断し、実質的に事実に反していない、信じるに値する証拠と判断したことから、名誉毀損には当たらない」とジョニーの訴えを取り下げた理由を説明。今回の敗訴によって、少なくとも14回中12回は、アンバーに暴力を振るったいわゆる“DV男”であることが証明されたことになる。

「英国における21世紀最大の名誉毀損裁判」とも呼ばれた同裁判で、出廷の必要はなかったにもかかわらず、家族や恋人を携え、足しげく自信満々で裁判所に通っていたアンバー。理由はともあれ、暴力の証拠を押さえていたことで確実にジョニーを“DV男”として世間に知らしめることに成功した。

一方で、裁判を起こしたことでキャリアにさらなるダメージを与えることになったジョニーがこのまま引き下がるとは思えないが、今回の訴訟で悪態が暴露されてしまったことから、下手に動けば、さらなる証拠を突き付けられる可能性も否定できない。

今回の一件を受けて、「ジョニーはヴァネッサ・パラディを捨てた時点で終わった」「アンバーみたいな妻なら、怒るのも当然」という声もある一方で、「どんな理由であれ暴力は許されない」と、ジョニー寄りだった人々にも疑念と失望感を抱かせてしまったことも事実。

奔放な私生活による金欠問題も指摘されていることから、今後のキャリアはもちろんのこと、過去の出演作も含めて「ワイフビーター」のレッテルを張られたことによるさらなるダメージは必至。キャリアの存続も危ぶまれる結果となり、今後の動向が注目されている。

NY在住/JUNKO

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