南沙良、ミニシアターを巡るVol.4 ポレポレ東中野(後編)|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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コラム 2020/11/11 21:00

南沙良、ミニシアターを巡るVol.4 ポレポレ東中野(後編)

「DVD&動画配信でーた」と連動した連載「南沙良、ミニシアターを巡る 彗星のごとく現れる予期せぬトキメキに自由を奪われたいっ」。第4回はポレポレ東中野さん(後編)。株式会社ポレポレ東中野代表取締役の大槻貴宏さんとの対談の模様をお届けします!

「ついでがない街だから、ここでしか観られない作品をやる」

大槻「古臭い映画館でしょ(笑)」
南「でも、落ち着ける雰囲気ですよね」
大槻「主にドキュメンタリー映画や、ターミナル駅でやらない若いつくり手の作品を上映してます」
南「あえてそういう作品ばかりなんですか?」
大槻「東中野ってそんなに人がいないんですよ。…いや実際はいるけど、渋谷や新宿だと、何かのついでに映画を観られる。東中野って、ついでがない街だから」
南「(笑)」
大槻「だからこそ、ここでしか観られない作品をやるんです。実際、近所だけじゃなく、地方からもわざわざ足を運んでくれるんですよ」
南「ドキュメンタリー映画をあまり観たことがないんです。大自然ものは家で家族と観ますが…」
大槻「昔、シロクマのドキュメンタリーをやりましたけど、お客さんあまり入らなかったです(笑)」
南「私は観たいですよ! なんで当たらなかったんでしょう?」
大槻「時期かなあ。冬にやったからでしょうね。夏なら良かった」
南「時期が影響するんですか?」
大槻「例えば沖縄戦の映画だったら、終戦記念日と沖縄慰霊の日、どちらに合わせて公開すればいいのか、とか。『この映画の旬はいつなのか?』は常に考えています」

【写真を見る】「どんな作品も必ず観て、上映を検討する」と大槻さん
【写真を見る】「どんな作品も必ず観て、上映を検討する」と大槻さん撮影/杉映貴子 ヘアメイク/坂本志穂 スタイリスト/武久真理江 衣装協力/SHIROMA エドウィナホール FECV NORTH WORKS MAISON Birth

どんな個人から作品を持ち込まれても、必ず観て、上映を検討する

南「すごい! 細かいんですね。ところで、ポレポレ東中野さんが最も自慢できることって?」
大槻「どんな個人から作品を持ち込まれても、必ず観て、上映を検討することかな」
南「それって、ものすごく手間なんじゃないですか?」
大槻「ええ。配給会社を挟んだほうが楽(笑)。でも観ます。すごく面白かったらもったいないし(笑)、配給会社を入れたほうがいいとアドバイスすることもある。でも、断る時はちゃんと断りますよ。『響かなかったです』と」
南「はっきり言うんですね!」
大槻「そのうえで、言葉を尽くしてどこが響かなかったのかを伝えないと、つくり手の気持ちに応えられないんじゃないかと。だから、断るものほどよく観ます。恋愛もそうですよね。好意を断るって難しいけど、想いにはちゃんと応えなきゃ」
南「丁寧なんですね。私は、断られるなら具体的に説明されたくないです。ひと言だけで十分(笑)」
大槻「女優さんのオーディションって、そうじゃないんですか?」
南「はい。落ちた理由は聞かされません。考えるしかないんです」
大槻「僕も映画のプロデュースをやりますけど、確固たる理屈はないんですよ。感覚です」
南「ないんですか(笑)。では最後に、今までの歴史で何か“事件”があったら教えてください」
大槻「満席の回に映写技師が寝坊してしまい、お客さんに謝罪して帰宅してもらったことがあります。受付の女性が泣きながらひとりひとりに返金していて…」
南「つ、つらい…」
大槻「以来、もしもの時のために、あるひとりだけに頼らない人員配置を心がけています」
南「私も、寝坊というわけではないんですが、以前地方の撮影でホテルに温泉があったので朝風呂していたら、『集合時間ですよ!?』って電話が。時間を間違えてたんですよ。すぐ着替えて駆けつけたので、大事件にはなりませんでしたけど(笑)」
大槻「南さんは、替えがきかないから(笑)」

南沙良直筆の周辺マップ!
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取材・文/稲田豊史

写真&ひと言コラム:最近のブームは猫背改善ストレッチ

最近のブームは猫背改善ストレッチ
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もう季節二個分くらい
新しい服を買っていないことに気がついて
少し悲しくなった。
新しく調達した洋服を着たお出かけは
いつもより歩くのが楽しい。

●ポレポレ東中野
公式サイト https://www.mmjp.or.jp/pole2/
住所 〒164-0003 東京都中野区東中野4-4-1
電話 03-3371-0088
最寄駅 JR中央総武線 東中野駅

●南沙良 プロフィール
2002年6月11日生まれ、東京都出身。
第18回ニコラモデルオーディションのグランプリを受賞、その後同誌専属モデルを務める。
女優としては、映画『幼な子われらに生まれ』(17/三島有紀子監督)に出演し、デビュー作ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞・新人賞にノミネート。
その後、行定勲さんが監督を務めた、ロックバンド・レベッカの17年ぶりの新曲「恋に堕ちたら」(17)のミュージックビデオに主演。
2018年公開の映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18/湯浅弘章監督)では映画初主演ながらも、第43回報知映画賞・新人賞、第61回ブルーリボン賞・新人賞、第33回高崎映画祭・最優秀新人女優賞、第28回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞し、その演技力が業界関係者から高く評価される。
2019年は、第30回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作『ココア』(フジテレビ系)でドラマデビュー&ドラマ初主演を務め、2月8日公開の映画『21世紀の女の子』内の『愛はどこにも消えない』(19/松本花奈監督)、5月17日公開の映画『居眠り磐音』(19/本木克英監督)、8月24日公開の主演映画『無限ファンデーション』(19/大崎章監督)に出演。
2020年は、アーティスト・sumikaの新曲「エンドロール」(20)のショートフィルムで主演を務めるだけでなく、3月4日放送のドラマ『ピンぼけの家族』(BSプレミアム)でヒロイン、3月20日全国公開の映画『もみの家』(20/坂本欣弘監督)で主演、8月放送の大阪発ショートドラマ『これっきりサマー』(NHK)で主演を務める。
12月放送予定の特集ドラマ『うつ病九段』(BSプレミアム)、2021年2月6日放送スタート[全4回]の土曜ドラマ『六畳間のピアノマン』(NHK)、2021年3月5日公開の映画『太陽は動かない』(21/羽住英一郎監督)、2021年春公開の映画『ゾッキ』(21/竹中直人監督・山田孝之監督・齊藤工監督)への出演を控える。
その他、「キリン 午後の紅茶」イメージキャラクター、ソフトバンク「SoftBank学割」CMキャラクターを務め、現在は江崎グリコ「ポッキー」イメージキャラクターを務める。