映画ニュース 2020/11/12 8:00

史上最速で興収200億円突破！『鬼滅の刃』ほかアニメ作品が絶好調

11月7・8日の週末映画動員ランキングは、『鬼滅の刃』を筆頭にアニメ作品が強さを見せた結果となった。

煉獄杏寿郎を応援する熱心なファンの動きも！『鬼滅の刃』が4週連続首位をキープ

驚異的なハイペースで興収記録を伸ばし続けている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。先週の土日2日間では、動員129万6000人、興収17億7300万円をあげ、4週連続で首位を守った。累計では動員1537万人、興収204億円を突破し、早くも歴代興収ランキングTOP5入りを達成している。

【写真を見る】『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が最速で興収200億円超えを達成[c]吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable

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歴代1位の『千と千尋の神隠し』(01)でさえ、興収200億円超えには59日かかっており、半分以下の日数でこの偉業を成し遂げた『鬼滅の刃』。次なるターゲットを250.3億円の『君の名は。』(16)に定め、このまま308億円の『千と千尋の神隠し』の記録も19年ぶりに塗り替えてしまうのか。
熱心なファンの間では、劇中の大人気キャラクター、煉獄杏寿郎を「300億の男にしよう」とSNSなどで呼びかけ、10回以上も劇場へ足を運ぶ動きもあるなど、ますます目が離せない状況となっている。

大人気キャラクター、煉獄杏寿郎を「300億の男にしよう」という動きも巻き起こっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』[c]吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable

新作も既存作品も！アニメ作品のトップ10入りが続出

今週はアニメ作品のトップ10入りが目立つ週となった。新作からは、世界累計利用者数が5300万人を超える人気スマートフォンアプリ「モンスターストライク」からの人気コンテンツ「モンストアニメ」の長編映画第3弾『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー絶望の夜明け』が6位に初登場。
中国発のWEBアニメの劇場版で、本国中国では3.15億人民元(約49億円)を記録し、昨年字幕版が公開され日本でも小規模公開ながら高い評価を受けた『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)／The Legend of Hei』(19)。その日本語吹替版となる『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』も初登場8位でスタートしている。

『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』は初登場8位に[c]Beijing HMCH Anime Co.,Ltd

既存作品では、『映画プリキュアミラクルリープみんなとの不思議な1日』が4位、『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』も10位で好調をキープ。小規模公開作品対象とするミニシアターランキングでも、10月30日に公開され初週6位だったアイルランドの伝承を基にした長編アニメーション『ウルフウォーカー』が、3位でトップ5入りするなど、高い人気を示している。

ミニシアターランキングでは、『ウルフウォーカー』が初週の6位から3位へジャンプアップ[c]WolfWalkers 2020

このほかでは、『罪の声』が動員8万人、興収1億1100万円をあげて先週と同じく2位をキープ。井ノ原快彦と関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が父子を演じた新作『461個のおべんとう』は7位という結果になった。

今週末の公開作品では、綾野剛&北川景子が刑事役でバディを組む『ドクター・デスの遺産－BLACK FILE－』や、中条あやみがパラカヌーに挑む主人公を演じる『水上のフライト』といった注目の日本映画が登場。さらに、「おジャ魔女どれみ」の20周年記念映画『魔女見習いをさがして』、『ミッシング・リンク英国紳士と秘密の相棒』といったアニメ作品も控えているので、週末動員ランキングにどのように絡んでくるのか要注目だ！

文/トライワークス

※煉獄杏寿郎の「煉」の漢字は「火＋東」が正式表記

以下は、1～10位までのランキング(11月7・8日)
1位　劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
2位　罪の声
3位　きみの瞳(め)が問いかけている
4位　映画プリキュアミラクルリープみんなとの不思議な1日
5位　夜明けを信じて。
6位　モンスターストライク THE MOVIE ルシファー絶望の夜明け
7位　461個のおべんとう
8位　羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来
9位　TENET テネット
10位　劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン
※興行通信社調べ