修学旅行に進路選択…矢田まさるら人気キャラのメイン回も！「おジャ魔女どれみ」名エピソード集

テレビアニメ「おジャ魔女どれみ」(通称「おジャ魔女」)シリーズの放送20周年を記念して制作された『魔女見習いをさがして』(公開中)。本作は、かつてテレビの向こうの“どれみ”たちに勇気をもらった3人のヒロインたちが、作品ゆかりの地を巡りながら、大人になって見失った大切なものを見いだしていく物語だ。
反響を呼んだ“アラサー世代にこそ観てほしい”という珠玉のおすすめエピソード10選”の記事には収まりきらなかった、テレビシリーズ「おジャ魔女」名エピソードの数々をピックアップしたい！

1999年に放送開始された第1作「おジャ魔女どれみ」。呪いで魔女ガエルになった魔女のマジョリカを元の姿に戻すため、春風どれみ、藤原はづき、妹尾あいこが魔女修行に励む物語で、中盤からどれみの妹ぽっぷ、人気チャイドルの瀬川おんぷが加わった。続編の「おジャ魔女どれみ＃」は、魔女の赤ん坊ハナちゃんのママとなったどれみたちが子育てを通して成長していくなど、“育児”がテーマに。
第3作「も～っと！おジャ魔女どれみ」は、帰国子女の飛鳥ももこが新たな仲間となり、「スウィートハウスMAHO堂」でお菓子作りにチャレンジする。5年生に進級したどれみたちのクラス替えもあり、新キャラクターも続々と登場した。そして、テレビシリーズ最終作「おジャ魔女どれみドッカ～ン」では、小学校に通うため急成長したハナちゃんを元に戻そうとどれみたちが大奮闘。“卒業”をテーマに、それぞれの進路選択も物語を盛り上げた。

「おジャ魔女どれみ」第11話「早起き少女まりなと心の花たば」

自ら進んで学校の花壇の手入れをし、誰よりも早く登校して教壇に花を飾る小泉まりな。しかし、サッカー少年の木村たかおに「先生の機嫌を取ろうとする点取り虫」と言われてショックを受け、花壇の手入れも早起きもやめてしまう。一方のたかおも本心ではなく、罪悪感でいっぱいに。そんな時、嵐がやって来ると聞いて、激しい雨と風の中、彼は花を守ろうと奮闘する。まりなとたかおのその後は、「おジャ魔女どれみ＃」第6話「意地っぱりとデイジーの花ことば」でも描かれ、女の子に対して素直になれない男子の年ごろな気持ちにやきもきさせられる。

「おジャ魔女どれみ」第17話「矢田くんは不良小学生！？」

矢田まさるは中学生とケンカして勝ってしまうなど、有名な不良少年として一目置かれている。そんな彼が、深夜に埠頭の倉庫に忍び込んだという報せが学校に入り大問題に。まさると幼なじみのはづきは彼の無実を信じ、担任の関先生もその真意を知ろうとする。一人でトランペットを吹くクールな雰囲気のまさるは、シリーズ屈指の人気キャラ。彼と真正面から向き合う関先生の“漢気”もかっこいい。

「おジャ魔女どれみ＃」第15話「母の日とお母さんのにがお絵」

続いても矢田まさるのメイン回から。図工の時間、母の日が近いということで、お母さんの似顔絵を描くことが提案され、関先生は母と死別している中山しおりを意識しつつもOKを出す。しかし、しおりは絵を描くことができず、その様子を見ていた、実の母親を亡くしていまは継母と暮らしているまさるも反発する。自身も早くに父親を亡くし、片親であることから理不尽な経験してきた関先生の過去も明らかになり、まさるやしおりに堂々と生きてほしいという先生の思いが感動を誘う。