アン・ハサウェイが明かす、初の悪役へのアプローチ「私を見かけたら逃げたくなるかも!」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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インタビュー 2020/12/3 18:30

アン・ハサウェイが明かす、初の悪役へのアプローチ「私を見かけたら逃げたくなるかも!」

『チャーリーとチョコレート工場』(05)の原作者として知られるロアルド・ダールの同名ベストセラーを映画化した『魔女がいっぱい』(12月4日公開)。このたび、主演を務めた『プラダを着た悪魔』(06)や『レ・ミゼラブル』(12)のアン・ハサウェイがMOVIE WALKER PRESSのインタビューに応じ、初の悪役挑戦の裏側を明かした。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのロバート・ゼメキス監督がメガホンをとり、『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)のギレルモ・デル・トロと『ゼロ・グラビティ』(13)のアルフォンソ・キュアロンがプロデューサーを務めるなど、映画界を牽引するクリエイターが集結した本作。ハサウェイは「彼らの作品はインスピレーションに満ちあふれていて刺激を受けてきたから、全力で尽くさなければならなかった。すごく士気の高い現場になりました」と満足げに振り返る。

60年代の豪華ホテルを舞台に、魔女たちの計画を知ってしまった少年に巻き起こる予測不能な展開を描くファンタジー
60年代の豪華ホテルを舞台に、魔女たちの計画を知ってしまった少年に巻き起こる予測不能な展開を描くファンタジー[c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

本作は1960年代の豪華ホテルを舞台に、魔女たちの邪悪な計画を知ってしまった少年が、それを阻止するために奮闘する物語。原作は1990年にも『ジム・ヘンソンのウィッチズ/大魔女をやっつけろ!』のタイトルで映画化されていおり、同作では「アダムス・ファミリー」シリーズで知られるオスカー女優のアンジェリカ・ヒューストンがグランド・ウィッチ役を演じていた。

今回グランド・ウィッチ役に挑んだハサウェイは、絶大なインパクトを放ったアンジェリカの演技を参考にしたのだろうか。
ハサウェイは、幼少期の頃に1990年版を観ていたと述懐し、「アンジェリカの演技のなかでも一番印象に残っている作品で、映画の雰囲気に完璧に合わせていましたね」と賛辞を送る。
「でもアンジェリカの真似をしようとしてもしょうがないというのは最初からわかっていたので、あえて違うアプローチをとることにしました。観客の皆さんがどう思うかは心配になりますが、受け入れてもらえたらうれしいです。バットマンやジョーカー、ジェームズ・ボンドだって、たくさんの俳優が演じてきているように、同じ役であっても複数の解釈が許容されているはず。その選択肢の幅があっても良いと思っています」と独自の“グランド・ウィッチ像”にたしかな手応えを感じているようだ。

愛らしいイメージを脱却!?邪悪な魔女を熱演したハサウェイ
愛らしいイメージを脱却!?邪悪な魔女を熱演したハサウェイ[c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

そんなハサウェイが演じるグランド・ウィッチも、口の裂けたビジュアルなどインパクト充分。それにはハサウェイ自身も「子どもたちは私の姿を見かけたら逃げたくなるかもしれないと思った(笑)」と語るほど。

演じるうえで特に意識したポイントは、独特の訛りだったそうで「色々な訛りを試してみたけれど、最終的には原作にもあったように北欧の訛りに落ち着きました」と、リサーチを重ねていくうちにスカンジナビア半島で14世紀ごろまで使われていた古ノルド語にたどり着いたことを明かした。

「古ノルド語の詩の朗読をしている学者の映像を見て、不気味でゾクゾクしました。なにか呪文でも唱えているのかと思っていたら、実際はなんてことのない内容で。その映像を見たときにハッとしたんです。この訛りで話せば、なにを言っても呪文を唱えているように聞こえるはず!マクドナルドのドライブスルーの注文であっても邪悪に聞こえる!と(笑)」。

アン・ハサウェイが悪役挑戦の裏側を告白
アン・ハサウェイが悪役挑戦の裏側を告白[c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

記憶に残る名作が数多く生みだされ幾度となく映像化されるなど、老若男女問わず愛されつづけるダール作品のなかでも、『ジャイアント・ピーチ』(96)として映画化もされた「おばけ桃の冒険」が一番好きだというハサウェイは「これまでも何本かファミリー向けの映画には出演してきたけれど、世界的に大変な一年を経験したことで、こうして家族全員で観ることのできる映画は貴重だと改めて感じることになりました」と、本作への強い思い入れを語る。
そして「この映画が家族にとって、楽しい時間、楽しい思い出になったらうれしいです」といつもの愛くるしい笑みを浮かべた。

文/久保田 和馬

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