【今週の☆☆☆】善悪の二元論では収まらないアップデートを遂げた『ワンダーウーマン 1984』や『私をくいとめて』など、週末観るならこの3本!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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コラム 2020/12/19 12:30

【今週の☆☆☆】善悪の二元論では収まらないアップデートを遂げた『ワンダーウーマン 1984』や『私をくいとめて』など、週末観るならこの3本!

週末に観てほしい映像作品3本を、MOVIE WALKER PRESSに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!
週末に観てほしい映像作品3本を、MOVIE WALKER PRESSに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!

MOVIE WALKER PRESSスタッフが、週末に観てほしい映像作品3本を(独断と偏見で)紹介する連載企画。今回は、12月18日(金)から今週末の公開作品をピックアップ。DCコミックの映画化で、待望の公開となるヒーローアクション超大作や、おひとりさまヒロインの恋を描くコメディ、キアヌ・リーブス主演による29年ぶりのシリーズ最新作による、興奮必至の3本!

数あるスーパーヒーロー映画の中でも指折りの名作!『ワンダーウーマン1984』(公開中)

2度の公開延期を経てついに登場!(『ワンダーウーマン 1984』)
2度の公開延期を経てついに登場!(『ワンダーウーマン 1984』)[c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC Comics

『ワイルド・スピードMAX』の最大の収穫はガル・ガドットだったと思っている自分にとって、ワンダーウーマンというキャラクターには好感しかないのだが、作品単位になると世評ほどにはノレない気持ちがあった。しかし単独主演の2作目『ワンダーウーマン 1984』は、数あるスーパーヒーロー映画の中でも指折りの名作じゃないですか!というのも、今回のメインキャラは、ワンダーウーマンことダイアナも、友情を結びつつも敵となるバーバラも、悲哀あふれる山師のマックスウェルも、みんな自分の弱さを突きつけられて葛藤する物語になっているのだ。目にも楽しいイベントムービーでありつつも、等身大の彼らそれぞれの物語にハラハラさせられたり虚を突かれたり。善悪の二元論では収まらない、ニュアンスに富んだアップデートに胸が熱くなった。(ライター・村山章)

“おひとり様”アラサーOLの心理を探求…『私をくいとめて』(公開中)

ヒロイン・みつ子が恋する年下男子役を林遣都が演じる(『私をくいとめて』)
ヒロイン・みつ子が恋する年下男子役を林遣都が演じる(『私をくいとめて』)[c]2020『私をくいとめて』製作委員会

『勝手にふるえてろ』の大九明子監督が再び綿矢りさの小説を映画化した本作は、“おひとり様”アラサーOLの心理を探求したラブ・コメディ。序盤から、主人公みつ子に扮したのんのひとり芝居が炸裂する。なぜなら、みつ子の脳内には“A”という男性の声の別人格がいて、人生に関するあらゆるトラブルの解決法をアドバイスしてくれるのだ。ところが年下の営業マンに恋したことをきっかけに、“A”に頼りきっていたみつ子の穏やかな日常が大混乱に陥って…。見方によっては多重人格もののサイコ・スリラーのようでもあるこの映画、自己嫌悪のネガティブ発言を連発する主人公が“本当の自分”を見出し、新たな一歩を踏み出すまでを映し出す。そんなおひとり様女子の感情を切実なまでにリアルにあぶり出し、シュールな妄想シーンも飛び出す映像世界から目が離せない!(映画ライター・高橋諭治)

カルト的人気を誇るコメディ映画の29年ぶりの新作が完成!…『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(公開中)

「エクセレント!」などの決め台詞ももちろん登場!(『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』)
「エクセレント!」などの決め台詞ももちろん登場!(『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』)[c] 2020 Bill & Ted FTM, LLC. All rights reserved.

キアヌ・リーブスが高校生役を演じた原点的コメディ映画「ビルとテッド」のシリーズ第3作が、前作から29年の時を経て完成!ビル(アレックス・ウインター)とテッド(キアヌ・リーブス)の2人が結成した伝説のロックバンド「ワイルド・スタリオンズ」。世界を救うと言われながら、30年が経過し、人気は落ち込んで、その音楽性を認めているのはビルとテッドの娘たちだけとなっていた。そんな中、時空に歪みが生じ、世界は滅亡の危機に瀕してしまう。未来から現れた使者から、77分以内に曲を完成させて世界を救う演奏をするよう言われたビルとテッドは、新たな曲を作るために再び時空旅行の旅に出発する。前作にも登場した時空を移動する電話ボックスに入り、未来の自分たちに会うビルとテッド、彼らが世界を救う演奏ができるよう最強のバンドメンバーを探す時空の旅に出る彼らの娘たち。過去のシリーズを踏襲した過去の偉人と絡む娘たちと、未来の自分たちと会って大変な状況に巻き込まれるビルとテッドたちの描写は、旧作ファンはもちろん、本作から見始めても充分たのしめる内容となっている。相変わらずのドタバタギャグを展開させつつも、相棒や家族という身近な「絆」が世界を救う大きな「絆」へと繋がっていく展開は、コロナ禍の今だからこそ笑いで元気付け、そして何が大事なのかを教えてくれる1本となっているのだ。(映画ライター・石井 誠)

構成/サンクレイオ翼

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