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まだ観てないの?スピンオフ&シーズン3製作も決定した「ザ・ボーイズ」のおもしろさを再確認

コラム 2021/1/30 18:30

まだ観てないの?スピンオフ&シーズン3製作も決定した「ザ・ボーイズ」のおもしろさを再確認

スーパーヒーローを描いた作品ながら、登場するヒーローたちのあまりのクズっぷりやR指定上等の残虐描写で話題沸騰のAmazon Prime Videoオリジナルドラマシリーズ「ザ・ボーイズ」。2019年にシーズン1、昨年秋にはシーズン2も配信され、世界中で絶大な人気を博している。そこで今回は、まだシリーズを観ていないという人に向けて、一度観始めたら一気観してしまうこと間違いなしの本作の見どころを紹介していきたい。

ザ・ボーイズとセブンの緊迫感ある駆け引きにハラハラ
ザ・ボーイズとセブンの緊迫感ある駆け引きにハラハラ

本作では、ヴォートという巨大企業に所属するスーパーヒーローチーム「セブン」と、人命救助や慈善活動の裏側で倫理に反した悪事を行う彼らに抗うため、密かに結成された一般市民からなる自警団「ザ・ボーイズ」との戦いが描かれる。

ある時、平凡な青年ヒューイ(ジャック・クエイド)は目の前で恋人を、セブンの一人で高速移動ができるAトレイン(ジェシー・T・アッシャー)の不注意で粉々にされてしまう。事故に対するAトレインとヴォート社の対応に憤りを感じたヒューイは、FBI捜査官を名乗るビリー・ブッチャー(カール・アーバン)という男と出会い、セブンへの復讐を使命とする“ザ・ボーイズ”に勧誘される。それはスーパーヒーローたちとの壮絶な戦いの始まりだった。

これまでのイメージを覆す利己的なヒーローたち

ヒーローと言えば、平和や人命を尊び、時には自己犠牲も厭わない高潔な人物をイメージするはず。しかし、本作に登場するのは、表向きは正義の象徴を装っているが、目的のためには殺人も厭わない冷酷で非情な正真正銘のクズばかりなのだ。

たとえば、セブンのリーダーを務めるホームランダー(アントニー・スター)は、超人的な肉体を持ち、空を飛ぶこともできるなど、見た目は完全にスーパーマン。しかし、幼少期から隔離された環境下で育てられたため、精神的には未熟で、ほかのメンバーに対して高圧的に接し、自身の失敗を隠蔽するために墜落する飛行機を見捨て、乗客や乗務員全員を死に追いやったことも。また、コンパウンドVというスーパーヒーローの能力を生みだす薬品をテロリストに横流しして“スーパーヴィラン”が誕生するきっかけを作り、セブンの必要性を高めるなど、ヒーローであることに固執している面が目立つ。

ヴォート社の広告塔として活動するヒーローたち
ヴォート社の広告塔として活動するヒーローたち

このほか、アクアマンのように水中でも自在に活動できるディープ(チェイス・クロフォード)は新入りの女性メンバーに性行為を迫り、透明化能力を持つトランスルーセント(アレックス・ハッセル)も日常的に透明になってトイレや産婦人科をのぞく下劣な品性の持ち主。Aトレインも表面的にはヒューイに謝罪しているが、仲間内で事故を話のネタにし、再びヒューイに会った際は彼の顔を覚えていないなど、自己中心的な性格をしている。

コンパウンドVの過剰摂取が原因でセブンからの引退を迫られるAトレイン
コンパウンドVの過剰摂取が原因でセブンからの引退を迫られるAトレイン

違法行為にも手を染めながらヒーローと戦う一般人チーム

対するザ・ボーイズのメンバーは、ビリーとヒューイのほか、幻覚剤を常用している密輸業者のフレンチー(トマー・カポン)や、非行少年の保護や更生を生業としているマザーズミルク(ラズ・アロンソ)といった特殊能力を持たないメンバーばかり。途中からテロリストに監禁されていた能力者のキミコ(福原かれん)を保護するものの、セブンと比べると心許ない構成となっている。


戦闘力では大きく劣る彼らが、知略を巡らし、時には違法行為に手を染めながらセブンに立ち向かっていく姿も本作の見どころ。全身が炭素物質で覆われており、刃物も銃弾も効果がないトランスルーセントをかなり強烈な方法で殺害したほか、ヒーローたちの弱みにつけこみ、揺さぶりをかけてその権威を失墜させようと画策。計画がうまく進んでいるかと思いきや逆に追い詰められてしまうなど、緊迫感ある駆け引きからは目が離せない。

一般人ながら、知略を巡らしてセブンに立ち向かうザ・ボーイズ
一般人ながら、知略を巡らしてセブンに立ち向かうザ・ボーイズ