豪華キャストの熱演と巧みな映像美…衝撃作『ファーストラヴ』を観るべき3つのポイント |最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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コラム 2021/2/6 20:00

豪華キャストの熱演と巧みな映像美…衝撃作『ファーストラヴ』を観るべき3つのポイント

累計発行部数37万部を超える島本理生による直木賞受賞作を、北川景子主演、堤幸彦監督のタッグで映画化した『ファーストラヴ』。2月11日(木・祝)からの公開に向け、作品への期待を高める解説動画が到着。本稿では、この動画をもとに本作の見どころをチェックしていきたい。

“心の闇”にスポットを当てる、スリリングかつ深みのあるストーリー

アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入から幕を開け、“稀代の問題作”とも称された原作を完全映画化した『ファーストラヴ』。本作では、主人公である公認心理師の真壁由紀(北川)が、父親殺しの容疑者との面会を通して事件の真相に迫っていく。

【写真を見る】ストーリー、役者、映像…『ファーストラヴ』を観る前にチェックしたい、3つのポイント!
【写真を見る】ストーリー、役者、映像…『ファーストラヴ』を観る前にチェックしたい、3つのポイント![c] 2021「ファーストラヴ」製作委員会

「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉で世間を騒がせていた父親殺害の容疑者、聖山環菜(芳根京子)を取材することになった公認心理師の由紀(北川)。夫の義弟で、大学時代の同級生である弁護士の庵野迦葉(中村倫也)とともに、動機を探るべく環菜と面会を重ねていくが、しだいに彼女と自らに似た部分を見いだした由紀は、蓋をしていた自身の過去と向き合うことになる。

「なぜ父親を殺さなければならなかったのか?」という動機を巡るサスペンスであり、環菜のミステリアスな存在感や二転三転する供述などが観る者を翻弄する本作。環菜以外の登場人物の過去にもなにやら暗い影が…と、物語が進むにつれて加速度的に疑問が浮かび上がる、スリリングな展開で興味を持続させていく。

芳根はキャラクターを演じるうえで「いまからでも私が彼女を救えるなら、そうしたいと思った」そう
芳根はキャラクターを演じるうえで「いまからでも私が彼女を救えるなら、そうしたいと思った」そう[c] 2021「ファーストラヴ」製作委員会

そんなサスペンス的なおもしろさの上に加わってくるのが、“心”に重きを置いたストーリーだ。島本作品といえば、これまで映画化された「ナラタージュ」や「Red」などのように、女性の心の内面が繊細に描かれていることが特徴の一つ。
本作では、心に問題を抱える人やその周囲に対し心理状態の観察や分析、さらに助言や援助を行う職業である公認心理師を主人公に据えることで、心理学の要素を作品に取り入れ、女性が抱える心の闇に深くメスを入れていく。

容疑者と向き合う過程で、由紀は自身が心に抱えるトラウマとも向き合っていくことに…
容疑者と向き合う過程で、由紀は自身が心に抱えるトラウマとも向き合っていくことに…[c] 2021「ファーストラヴ」製作委員会

解説動画内で北川が「外側から見たら完璧で羨まれるような女性だけど、実は心に傷を負っていて、それをなかったことのようになんとか折り合いをつけて生きている」と語っているように、由紀もトラウマを抱える人物。彼女が環菜との面会を通して、過去を乗り越えようとしていく姿が、作品の大きな軸となっている。
事件の謎と直接的に結びつく環菜の内面はもちろん、彼女以外の登場人物たちの心も掘り下げることで、深みのある物語が生みだされている。



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