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ヘンリー王子夫妻のインタビュー、世代間の反応の違いが浮き彫りに

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ヘンリー王子夫妻のインタビュー、世代間の反応の違いが浮き彫りに

「Oprah With Meghan and Harry:A CBS Primetime Special」で、オプラ・ウィンフリーがヘンリー王子夫妻にインタビューを行った。3月7日に米CBSで、翌日に英国でもインタビューがオンエアされている。

白人の父親と黒人の母親を持つメーガン妃が、米前トランプ大統領によって分断されたアメリカで「BLM」を唱える社会の追い風を受けて、英王室の人種差別的な扱いがあったことや、キャサリン妃とのトラブルについて、ヘンリー王子は父チャールズ皇太子と兄ウィリアム王子との不仲を暴露。

アメリカでは1700万人が視聴したと言われており、同じ悩みを持つマイノリティーや若者などから支持を得た。一方で英国では1100万人が視聴。YouGovが英国民に行った調査結果によれば、英王室の伝統をあまり理解していないケースが多い18歳から24歳の61%は、英王室の2人への扱いは「正しくない」と回答しているが、英王室の伝統をよく知る65歳以上の人々の半数は「正しい」と回答しており、世代間の違いが浮き彫りになった。


メーガン妃は「自死を考えた」とも語ったが、3人に1人以上の英国人はエリザベス女王と王室を支持しているのに対し、ヘンリー王子夫妻には、5人に1人という結果に。一方で10人に3人は、「両サイドに同情を感じない」と回答。「同情を感じる」と回答したのはわずか10人に1人だった。

ヘンリー王子夫妻に対しては、オンエア後にウィンフリーが「肌の色を気にしていたのはエリザベス女王やフィリップ王配ではない」とわざわざ強調したことについて、「収録はフィリップ王配の入院前だが、入院中に同番組がオンエアされたことは、王配や高齢で心労が重なるエリザベス女王への冒とく」と非難されたことへの英国民及びメディアへのフォローにほかならないという意見が。また、「英王室が白人以外を家族に迎え入れただけでも大きな進歩」だと考えている人もいるようだ。

「何かと引き合いに出す故ダイアナ妃は、長年にわたってチャールズ皇太子の不倫に悩んだ末の英王室非難。一方メーガン妃はヘンリー王子が味方であり、人種という本音を語りにくい事例を理由に、最初から受け入れてもらえないと英王室を非難している。前者と後者では状況が違いすぎる」「英王室への宣戦布告」「英国の恥を世界にさらした罪は大きい」「メーガン妃は、忌み嫌う前トランプ大統領以上に分断をもたらした」といった意見もあるようだ。

文/JUNKO

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