水原希子＆さとうほなみの熱演が話題の『彼女』や「ストレンジャー・シングス」キャスト出演作など、4月のNetflix注目作をチェック！

おうちで“好きな時に好きなデバイスで観られる”動画配信(VOD)サービスNetflix。映画やドラマ、ドキュメンタリーまで、オリジナルコンテンツを多数そろえた豊富なラインナップの中から、4月に配信スタートとなる注目作をご紹介！

水原希子、さとうほなみ出演の『彼女』など、注目したいアジアの秀作

モデル、女優として活躍する水原希子と、バンド「ゲスの極み乙女。」のドラマーほな・いこかとして活動するかたわら、女優としても注目を集めるさとうほなみがW主演を務め、廣木隆一監督がメガホンをとったNetflixオリジナル映画『彼女』が、15日から配信され話題となっている。

中村珍による漫画「羣青」を原作とする本作は、高校時代からの片思い相手が夫からDV被害を受けていることを知り、その夫を殺した女と、殺させた女の逃避行を描くロードムービー。互いに愛を欲しながら、絡み合わない想いをぶつけ合う、正しさや愛憎を超えた女性たちの姿が活写される。

韓国からは『新しき世界』(13)、『The Witch／魔女』(18)などノワールな世界を描き注目を集めてきたパク・フンジョン監督による『楽園の夜』が9日より配信。本作は、大切な者たちを殺された挙句、組織にねらわれたヤクザの構成員が、逃亡先の済州島で人生の崖っぷちに立つ女と出会い、心を通わせていく姿を描くノワールテイストの物語。第77回ベネチア国際映画祭のノン・コンペティション部門に韓国映画として唯一公式出品され、絶賛を集めただけに注目したい。

また韓流ドラマからは、キム・ミョンミン、リュ・ヘヨンらが出演のミステリーシリーズ「ロースクール」が、14日より毎週新着エピソードを配信中。不可解な事件が起きた韓国最高の名門ロースクールを舞台に、法学部教授と学生たちが事件の謎に挑みながら、法とはなにか、正義とはなにか、という大きな問いに向かい合っていくという内容だ。

「ストレンジャー・シングス」関係者が大活躍！

Netflixの代表的シリーズで、シーズン4の配信を心待ちにしている人も多いであろう「ストレンジャー・シングス 未知の世界」。まだ撮影中というニュースも耳にするなか、そのキャストやスタッフが関わっている作品が4月に多数配信される。

14日より配信スタートとなった『ラブ&モンスターズ』は、「ストレンジャー・シングス」の製作陣による新感覚のホラー。モンスターの襲来で人類はほぼ絶滅し、生き残った者たちは地下での生活を余儀なくされることに。それから7年、無線を通じて高校時代の元カノを捜し続けていた青年ジョエルは、130km離れた沿岸地域で暮らす彼女とつながると、最愛の彼女に会うために地下での生活を捨て、危険だらけの地上へ命懸けの旅に出る。

プロデューサーのショーン・レヴィによる21ラップエンターテインメントが製作を担当しており、「ストレンジャー・シングス」の“デモゴルゴン”を思わせるようなクリーチャー造形のグロテスクさなど、らしさが存分に詰まった作品となっている。

「ストレンジャー・シングス」の仲良し少年4人組の一人、ルーカス役のケイレブ・マクラフリンが、イドリス・エルバと共演した『コンクリート・カウボーイ: 本当の僕は』も配信されている。本作は、問題ばかり起こしていた不良少年コール(ケイレブ)が、疎遠だった父親とひと夏を過ごすことでフィラデルフィアの黒人カウボーイ・コミュニティと出会い、葛藤しながらも成長していくという内容。実在するという都会のカウボーイたちの姿も興味深い一作だ。

また同じく仲良し4人組の一人、ダスティンを演じているゲイテン・マタラッツォがホストを務める「プランク・エンカウンターズ －恐怖のドッキリ－」のシーズン2も配信中。一般人を巻き込んだドッキリ番組で、呪われた屋敷や埋葬地で恐怖と爆笑が展開していく。

29日(木)からは、『Mank/マンク』で本年度アカデミー賞ノミネートのアマンダ・セイフライドが主演を務めた『闇はささやく』が配信スタート。大都会マンハッタンから田舎町ハドソンバレーに引っ越してきた夫婦が、新居の忌まわしき過去が明らかになるにつれ、自分たちの関係に恐ろしい秘密が隠されていることを知っていくサスペンス。「ストレンジャー・シングス」のナンシー役、ナタリア・ダイアーも出演しており、どのように物語に絡んでくるのか気になるところだ。

映画、アニメ、ドラマ、様々なコメディが豊作！

現在配信中の「サンダーフォース ～正義のスーパーヒロインズ～」は、オクタヴィア・スペンサーとメリッサ・マッカーシーがスーパーヒーローに扮するアクションコメディ。幼なじみの親友2人組がひょんなことから超人になれる薬を投与され、ヒーローとして街にはびこる悪と闘うことになる。メリッサの夫で、『スーパーインテリジェンス』(20)や『タミー/Tammy』(14)など、数々の作品でタッグを組んできたベン・ファルコーンが監督を務めており、笑いのクオリティは間違いなしの一作だ。

アニメでは、30日(金)から『ミッチェル家とマシンの反乱』が配信開始となる。『スパイダーマン：スパイダーバース』(18)のフィル・ロード＆クリス・ミラーが製作に名を連ねる本作は、変わり者ぞろいのミッチェル家が、家族の絆を取り戻すため旅行に出たところ、ロボットの反乱に出くわし、世界を救うために奮闘するというストーリー。変わり者が奮闘するという、フィル・ロード＆クリス・ミラーの得意とする題材だけに期待できる作品だ。

さらに、14日からは「パパ、恥ずかしいからやめて!」もスタート。化粧品会社の経営者として独身生活を楽しんでいた男が、思いがけずティーンエイジャーの父親となり、奮闘していく様子を描くドラマシリーズ。主演を務めるのはジェイミー・フォックス。近年はイメージがないが、もともとはコメディアンだっただけに、原点回帰とも言える演技は必見だ。

様々なテイストのコンテンツが多数配信されているNetflix。GWに観たい作品もチェックして、充実した自宅時間を楽しんでもらいたい。

文/サンクレイオ翼