堤真一の恐怖に、震え上がったことがあるか…?“いい人”だけじゃない、名優の妙技に迫る|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
MENU

コラム 2021/4/16 21:00

堤真一の恐怖に、震え上がったことがあるか…?“いい人”だけじゃない、名優の妙技に迫る

「とらドラ!」、「ゴールデンタイム」で知られる竹宮ゆゆこの同名ベストセラーを、『うさぎドロップ』(11) や『天の茶助』(15)、『jam』(18)を手掛けたSABU監督が映画化した『砕け散るところを見せてあげる』(公開中)。

中川大志と石井杏奈がW主演を務め、北村匠海、井之脇海、清原果耶、松井愛莉といった若手キャストたちに混ざり強烈な個性を放っているのが、長きにわたって第一線で活躍してきた名優、堤真一だ。本作で一度観たら脳裏から離れない、強烈な演技を披露している堤の存在感を、キャリアを振り返りながら紹介したい。

※本記事は作品後半の展開に関する記述を含みますので、未見の方はご注意ください。

【写真を見る】苛立ちを覗かせる表情が、内に秘めた異常性を感じさせる…堤真一から目が離せない!
【写真を見る】苛立ちを覗かせる表情が、内に秘めた異常性を感じさせる…堤真一から目が離せない![c]2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会

平凡な日々を送る高校3年生の濱田清澄(中川)はある日、“学年一の嫌われ者”と呼ばれる後輩、蔵本玻璃(石井)と出会う。凄惨ないじめに遭う玻璃を救いだすなどの出来事のなかで2人の距離は徐々に近づいていき、彼女も心を開き始める。しかし、玻璃には誰にも言えない秘密があり、清澄を遠ざけ、再び人との交流を断とうとする。そんな彼女を放っておけない清澄だが、その秘密に気付いたがために“恐るべき危険”に直面してしまう…。

清澄がいじめから玻璃を救いだし、2人は心を通わせていく
清澄がいじめから玻璃を救いだし、2人は心を通わせていく[c]2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会

出演作が社会現象に!お茶の間の人気者から、演技派の地位を確立

本作でこの“恐るべき危険”そのものと言える、玻璃の父親を演じているのが堤真一だ。
1984年に初舞台を踏んで以来、ヒューマンドラマにコメディ、シリアスからアクションまで幅広いジャンルに出演し、映画にテレビ、舞台とオールマイティに活動してきた堤。
現在も、放送中の大河ドラマ「青天を衝け」で、徳川慶喜(草なぎ剛)の側近で、渋沢栄一(吉沢亮)の運命を変える人物、平岡円四郎に扮しているほか、劇場アニメ『鹿の王 ユナと約束の旅』(9月10日公開)では主人公のヴァン役で声優にも初挑戦している。

『鹿の王 ユナと約束の旅』では主人公役で声優に初挑戦している
『鹿の王 ユナと約束の旅』では主人公役で声優に初挑戦している[c]2021「鹿の王」製作委員会

舞台での活動と並行して映画やテレビドラマにも多く出演してきた堤だが、連続ドラマ初主演を務めた1999年の「ザ・ドクター」以降、特に活躍が目覚ましく、テレビドラマでは2000年に放送された「やまとなでしこ」、2002年に放送された「恋ノチカラ」や「ランチの女王」といった作品で、お茶の間での知名度も格段にアップ。そのなかでも、松嶋菜々子の相手役を務めた「やまとなでしこ」では、借金で苦労しながらも実家の魚屋を切り盛りする男性を好演し、松嶋演じる高嶺の花のヒロインを不器用ながらも想い続ける姿が視聴者に深い印象を残し、最高視聴率34.2%を記録する社会現象となった。

松嶋菜々子演じるCAに恋する誠実な青年を好演した「やまとなでしこ」
松嶋菜々子演じるCAに恋する誠実な青年を好演した「やまとなでしこ」

一方、映画では『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)や『クライマーズ・ハイ』(08)、『容疑者Xの献身』(08)などに話題作に立て続けに参加。シリーズ化もされた『ALWAYS 三丁目の夕日』では小さな自動車整備工場の社長という役柄で、頑固で怒りっぽいが心優しく、仕事に対して人一倍の誇りと情熱を持ったキャラクターを人間味たっぷりに演じて、第29回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。堤といえば本作をイメージする人も多いはずだ。

人間味ある頑固おやじっぷりが印象的な『ALWAYS 三丁目の夕日』
人間味ある頑固おやじっぷりが印象的な『ALWAYS 三丁目の夕日』[c]2005「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会


衝撃作に込められたメッセージを読み解く…『砕け散るところを見せてあげる』特集
【PR】


■「やまとなでしこ」
DVD-BOX 発売中
価格:22,800円+税
発売元:フジテレビジョン
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

■『ALWAYS 三丁目の夕日』
DVD 発売中
価格:3,800円+税
発売元:小学館
販売元:バップ

関連作品