篠原ゆき子、主演映画『女たち』が沖縄国際映画祭で上映も、コロナ禍で現地入りならず「本当に悔しい」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
篠原ゆき子、主演映画『女たち』が沖縄国際映画祭で上映も、コロナ禍で現地入りならず「本当に悔しい」

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篠原ゆき子、主演映画『女たち』が沖縄国際映画祭で上映も、コロナ禍で現地入りならず「本当に悔しい」

島ぜんぶでおーきな祭 第13回沖縄国際映画祭の特別招待作品『女たち』が、4月17日に那覇市の桜坂劇場で上映された。今回、コロナ禍のため沖縄の舞台挨拶に参加できなかったプロデューサーの奥山和由、主演の篠原ゆき子、共演のサヘル・ローズのVTRが上映後に流された。

『女たち』の舞台は、自然豊かな山間の田舎町。人と人との距離が引き離されたコロナ禍で、いまにも崩壊してしまいそうなギリギリの心を抱えた女たちの生き様を描く。

篠原ゆき子、サヘル・ローズ、奥山和由プロデューサーが3人でトーク
篠原ゆき子、サヘル・ローズ、奥山和由プロデューサーが3人でトーク

奥山プロデューサーが「映画を観てくださったみなさんのリアクションを見ながら、お話がしたかった」と口火を切ると、篠原とサヘルもその言葉に大きくうなずく。篠原は「沖縄でどこのお店に行くのかを決めていたので、本当に悔しい。沖縄そばも食べたかった」とても残念がっていた。

篠原が演じた主人公の美咲は「(不幸過ぎて)演じるのがつらかった」と告白。それでも、サヘル演じるヘルパー、田中マリアムの存在に助けられたのだとか。

奥山プロデューサーも「サヘルさんは役を演じていても心の内面が美しいのがわかる。微妙な立ち位置の役柄を自然体で演じてくれた。実は最初は別の人がこの役を演じる予定だったが、コロナ禍で二転三転するという経緯があった。最終的にサヘルさんが演じてくれて本当に良かった」と絶賛した。

サヘルは「今回演じたマリアムのように、日本で介護の仕事に就いている外国人の方も少なくないと思います。最初は違和感から拒絶されてしまうこともあるかもしれないけど、困っている人に手を差し伸べることに国境はないですよね。そのことを今回強く感じました。でも作品中では、その優しさが誰かを傷つけてしまうのですが……」と本作で演じたマリアム役について、いろいろな想いを感じたようだ。

【写真を見る】香織役の倉科カナもVTR出演
【写真を見る】香織役の倉科カナもVTR出演

コロナ禍の撮影で、中止の危機にもさらされながらやっと完成したという本作。奥山プロデューサーが「今回スクリーンで作品を観ていただけたことは貴重。スクリーンで観ないと気づいてもらえないこともたくさんあります。この作品をご覧になったみなさん、ぜひ宣伝してくださいね」と力強くアピールすると、篠原とサヘルも「ぜひ、感想を公式ツイッターなどで教えてください」とアピールした。


最後に、美咲の心のよりどころで親友の香織役を演じた倉科カナも登場。「この映画は、みなさんがものすごい演技をされています。とてもすごい映画になっているので楽しんでいただけたら。劇場でお待ちしています」とVTRを締めくくった。

文/山崎伸子


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