【第93回アカデミー賞】脚色賞は『ファーザー』に輝く!「品性、才能、エネルギーのすべてを注いでくれた」とアンソニー・ホプキンスに最敬礼|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
MENU

映画ニュース 2021/4/26 9:24

【第93回アカデミー賞】脚色賞は『ファーザー』に輝く!「品性、才能、エネルギーのすべてを注いでくれた」とアンソニー・ホプキンスに最敬礼

現地時間4月25日(日本時間4月25日)に開催中の第93回アカデミー賞授賞式。脚色賞は、『ファーザー』のフロリアン・ゼレール監督とクリストファー・ハンプトンにもたらされた。

『ファーザー』は、世界30か国で上演された傑作舞台の映画化で、同舞台を手掛けたフロリアン・ゼレールが自らメガホンをとり、映画初監督を務めた人間ドラマ。老いによる喪失と親子の愛を描く。名優アンソニー・ホプキンスが自身と同名、同年齢、同誕生日の認知症の父に扮し、オリヴィアは父を支える娘を演じた。

フランスのパリからリモート参加したゼレール監督は「ありがとうございます。本当にうれしい。大変な名誉です」とオスカー像を握りしめて、大きな笑顔を見せた。「クリストファー・ハンプトンと共有したい。長年一緒にやってきたすばらしい脚本家、友人です」と讃え、「たくさんの名前を言わないと」と周囲に感謝しきり。「もちろんアンソニー・ホプキンス。彼のために書きました」と特別な存在である主演俳優に最敬礼で、「いま生きる最高の俳優。簡単に実現できる夢ではないと思っていた。でも私は可能性を信じて、夢を追及しようと思った。アンソニー、ありがとう。品性、才能、エネルギーのすべてを注いでくれた。人生最高の体験でした」と語っていた。

『ファーザー』は、第93回アカデミー賞において、脚色賞だけでなく、作品賞や主演男優賞、助演女優賞など主要6部門でノミネートを果たした。認知症の父親の視点で物語を描くという画期的な表現を成し遂げ、スリリングな映像体験へと観客を誘う映画となっている。

文/成田おり枝

関連作品