『美しき誘惑-現代の「画皮」-』が初登場1位に!『Fate/Grand Order』や『ファーザー』もトップ10入り
例年よりも早い梅雨の足音が聞こえ始めた5月15・16日の週末映画動員ランキング。複数の新作がトップ10入りをする結果となった。
『美しき誘惑』など新作4本がトップ10入り
初登場1位に輝いたのが土日2日間で動員11万3000人、興収1億4000万円をあげた『美しき誘惑-現代の「画皮」-』。製作総指揮&原作を大川隆法が務め、「九尾の狐」に取り憑かれた妖魔の女性と、彼女に心を奪われ葛藤する男の姿が描かれる。
新作ではこのほか、全世界で5900万ダウンロードを突破した人気ゲーム「Fate/Grand Order」初の劇場版アニメーションの後編『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-後編 Paladin; Agateram』が5位、成田凌、若葉竜也、浜野謙太らが出演した『くれなずめ』が9位となった。
『ファーザー』でアカデミー賞受賞のアンソニー・ホプキンスに絶賛の声相次ぐ
さらに、名優アンソニー・ホプキンスが主演の『ファーザー』も8位にランクイン。先月発表された第93回アカデミー賞で作品賞や主演男優賞、主演女優賞など6部門にノミネートされ、ホプキンスが『羊たちの沈黙』(91)以来、2度目となる主演男優賞に輝いたほか、脚色賞も受賞した注目作だ。
本作ではホプキンス演じる認知症の父親とオリヴィア・コールマン扮する娘を中心とするドラマが展開されるが、現実と幻想の境界が曖昧になっていく様子を映像で表現した演出も話題に。ホプキンスの鬼気迫る演技も絶賛され、本作を観た人からの「演技の見事さゆえに、ホラーにさえ感じる秀作」や「観る者を混乱させ驚愕させる脚本と緻密に計算し尽くされた構成がすごすぎる」、「アンソニー・ホプキンスの演技も最上級だったけど、なによりストーリーに打ちのめされた…!」といったコメントがSNSを駆け巡っている。
『名探偵コナン』&『るろうに剣心』がワンランクダウン
既存作では、公開から4週連続で首位を守っていた『名探偵コナン 緋色の弾丸』が、土日2日間で動員9万3000人、興収1億3500万円をあげ2位に。累計では動員443万人、興収62億円を突破している。
2位をキープしていた『るろうに剣心 最終章 The Final』も動員9万2700人、興収1億3700万円でワンランクダウンの3位となり、累計で動員188万人、興収26億円としている。
その動向に注目が集まる『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は6位で、累計は動員2893万人、興収399.7億円。興収400億円突破が目前に迫っている。
今週末には、現役医師であり作家としても活動する南杏子の同名小説を吉永小百合主演で映画化した人間ドラマ『いのちの停車場』、OLたちによる派閥争いを描いた永野芽郁の主演作『地獄の花園』といった作品が公開予定となっている。
文/サンクレイオ翼
1位 美しき誘惑-現代の「画皮」-
2位 名探偵コナン 緋色の弾丸
3位 るろうに剣心 最終章 The Final
4位 シン・エヴァンゲリオン劇場版
5位 劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-後編 Paladin; Agateram
6位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
7位 ジェントルメン
8位 ファーザー
9位 くれなずめ
10位 ノマドランド
※興行通信社調べ
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