『ザ・スーサイド・スクワッド』が最高の集大成となる予感!?映画ファンが厚い信頼を寄せる“ジェームズ・ガン”という才能をひも解く|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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コラム 2021/7/2 20:00

『ザ・スーサイド・スクワッド』が最高の集大成となる予感!?映画ファンが厚い信頼を寄せる“ジェームズ・ガン”という才能をひも解く

超ド級の悪党たちが集結したDCエクステンデッド・ユニバース最新作『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』(8月13日公開)が、いよいよこの夏スクリーンに登場する。クレイジーさに磨きがかかった“悪カワ”ハーレイ・クイン、最強スナイパーのブラッドスポート、爆食サメ人間のキング・シャークら終身刑クラスの悪党14人に託されたのは、成功率ほぼ0%のデス・ミッション!どんな困難が待ち受けているのか?そして、彼らは世界を救うことができるのか?

2016年に公開されたデヴィッド・エアー監督版の『スーサイド・スクワッド』とは別の物語として再構築された“新生スースク”の活躍を描く今作。特筆すべきは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズで絶賛されたジェームズ・ガンが監督することだ。ヒットメーカーとして熱い注目を浴びているガンだが、メジャースタジオで大作を手掛けたのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)が初めて。それまでは一部ファンの間でのみ評価されてきた、知る人ぞ知る存在だった。いったい、ガンはどうやって『ザ・スーサイド・スクワッド』にたどり着いたのか?彼が手掛けた作品の魅力と共にその道のりを振り返りたい。

『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』の監督ジェームズ・ガン
『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』の監督ジェームズ・ガン写真:SPLASH/アフロ

オタク気質でウルトラマン、仮面ライダーなど日本カルチャーにも精通

1966年生まれのガンは、映画やアニメ、コミックブックが大好きな、いわゆるオタク少年。ホラー映画好きが高じて、10代からゾンビものの自主映画作りを開始した。コロンビア大学に在学中、知人の紹介で脚本家としてのキャリアをスタートさせ、いくつかの作品での経験を積んだあと、メジャースタジオ作品で人気アニメの実写化『スクービー・ドゥー』(02)の脚本家に抜擢される。探偵チームが怪奇事件に挑む本作は、言葉をしゃべる犬と個性豊かな若者たちの活躍を描いた推理コメディ。映画は大ヒットし続編も手掛けたことで、ガンの名はハリウッド中に広まることとなった。次なる脚本作『ドーン・オブ・ザ・デッド』(04)は、ゾンビ映画の最高傑作として名高い『ゾンビ』(77)のリメイク。ガンはのちにこのジャンルに定着する“走るゾンビ”の誕生に携わった。


2014年にウルトラマンとバルタン星人にご対面!嬉しそうな笑顔を浮かべるガン
2014年にウルトラマンとバルタン星人にご対面!嬉しそうな笑顔を浮かべるガン画像は@James Gunn(@JamesGunn)公式Twitterのスクリーンショット

なお、ゾンビ映画に目がないガンは、2010年代最高の映画として上田慎一郎監督作『カメラを止めるな!』(17)を挙げている。さらに2014年に東京国際映画祭の審査員長として来日した際に撮影したウルトラマンとバルタン星人との3ショット写真や、『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』(18)の英語字幕版配信の際に仮面ライダーへの愛をツイートするなど、特撮をはじめとする日本のカルチャーに精通。そういった側面も彼自身の作品にもキャラクターを創造するうえで活かされているのかもしれない。

脚本家として地位を確立したガンは、アクションホラー『スリザー』(06)で監督として本格デビュー。パンチの効いた演出とユーモアを効かせたセリフ回し、“負け組たち”が底力を発揮する痛快さで人気を獲得した。続くヒーロー映画『スーパー!』(10)では、スタイルこそコメディだが自警活動の功罪に焦点を当て、その容赦ない展開から彼が子どもの頃に衝撃を受けたという社会派ヒーローコミック「ウォッチメン」の影響も見て取れる。


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