小栗旬「トレーラーハウスは快適!」『ゴジラvsコング』ジャパンプレミアでハリウッド撮影のスケールを明かす|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
小栗旬「トレーラーハウスは快適!」『ゴジラvsコング』ジャパンプレミアでハリウッド撮影のスケールを明かす

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小栗旬「トレーラーハウスは快適!」『ゴジラvsコング』ジャパンプレミアでハリウッド撮影のスケールを明かす

小栗旬がハリウッドデビューを果たした『ゴジラvsコング』(7月2日公開)のジャパンプレミアイベントが6月28日にイイノホールにて開催され、小栗、そして日本語吹替えを担当した芦田愛菜、田中裕二、尾上松也が登壇した。MCはこれまでゴジラ映画4本に出演し、ハリウッド版の本作でも日本語吹替版のキャストとして参加している笠井信輔が務めた。

ハリウッドでの撮影を振り返る小栗
ハリウッドでの撮影を振り返る小栗

『GODZILLA ゴジラ』(14)より展開しているハリウッド版『ゴジラ』と『キングコング:髑髏島の巨神』(17)の壮大な世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ。大ヒットを記録した『ゴジラ キング・オブ・ モンスターズ』(19)に続くシリーズ最新作ではついに夢の対決が実現! 映画史上最も象徴的な伝説の2大モンスター、“破壊神”ゴジラと”守護神”コングが激突する。

すでに公開された42の国と地域で、週末興行ランキングNo.1を獲得し特大ヒットを記録中の本作。北米では3週連続ランキング1位に輝き、累計で1億ドル(約110億円)を突破、全世界累計興収はすでに4億4200万ドル(約487億円)を記録している。そして、ついにジャパンプレミアが開催。ゴジラ本国の日本にて大トリでのお披露となった。

ゴジラのスタチューと握手をする小栗
ゴジラのスタチューと握手をする小栗

ステージ上に設置された2メートルのゴジラのスタチューを「思ったより大きいですね」とまじまじと見つめた小栗。ハリウッド版「ゴジラ」シリーズ前2作で渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士の息子役でのオファーについて、当時の心境を「リアルに受け止められないほど、驚いた」とし、撮影現場の様子については「とにかくすごいスケール。日本の撮影は時間に追われている気分になるけれど、ハリウッドは時間のかけ方がすごいんです。ひたすらワクワク、圧倒されながら過ごしました。トレーラーハウスは、やっぱり快適です!だって、なんでもあるんだもん」と笑顔で振り返った。撮影に入る前に、渡辺と食事に行ったという小栗は「『気負わず、小栗くんのやりたい表現をやってらっしゃい』と、アドバイスしていただきました」と明かした。尾上は、小栗のハリウッドデビューを聞いた時「いつ公開されるんだろう、楽しみだなと思っていました。まさか、今日、こんな形で一緒に舞台挨拶に立つことになるとは!」と興奮を隠せない様子だった。

個人的な見どころを教えてくれた芦田
個人的な見どころを教えてくれた芦田

前作に続いての参加となった日本語吹替版キャスト芦田は「前作では、いろいろな方に声をかけられました。特に祖父が昔から好きな作品に出ているこを、とても喜んでくれました。ゴジラの人気を改めて実感しましたし、長い間愛されている作品に参加できることを心からうれしく思います」と喜びを明かした。芦田と同級生役で参加する田中は、「初めて映画館で観た映画はゴジラでした。昭和40年代は、毎年ゴジラ映画が公開されていました。時を経て、このような形で自分がゴジラの映画に出るなんて夢にも思わなかったし、、当時は、ハリウッド版ができるなんて想像していない時代。とても感慨深いです」としみじみ語った。今回の出演について相方の太田光は「全否定」だという。その理由を「太田は本当にゴジラが大好きなので、最新作は(僕の声が聞こえる)日本語吹替版では絶対観ないと宣言しています」と説明し、笑いを誘った。

実写映画の吹替えは初という尾上も、ゴジラ映画は夏休みの楽しみだったことを明かし、「ゴジラ映画に関われること自体が僕にとってはすごくうれしいことでした。(小栗)旬くんの出演を知っていたので、日本語吹替版のオファーが来た時には、真っ先に連絡しました」と振り返った。アフレコについては「演じているのは自分ではないので、想像力を掻き立てながら声をあてるのは、本当に難しいし、声優の方のすごさを改めて実感しました」と力説。自分の英語のセリフを日本語に吹替えるという珍しい経験をした小栗は「声の仕事は何度かやっていますが、いままでで一番自信がないです」と苦笑い。「結局、自然な感じでやってみました」とアフレコの裏話を明かした。

子どもの頃、夏休みに両親とゴジラ映画に行ったことを明かした尾上
子どもの頃、夏休みに両親とゴジラ映画に行ったことを明かした尾上

本作を一足早く鑑賞した尾上は「度肝を抜かれました。映画史において、指折り数える名バトルシーンになると思います」と絶賛。さらに「ゴジラとコングのバトルシーンだけでも1時間はイケる!」とニッコリ。芦田は「圧倒されること間違いなしのバトルシーンはもちろん、心に迫るシーンもあるのが見どころです。個人的にはラストシーンでゴジラが一瞬だけ見せるかっこいい表情に注目してほしいです」おすすめした。田中は「コロナ禍ということを忘れさせてくれるエンターテインメントになっています!」とアピール。小栗も「とにかく痛快でした」と胸を張った。

ゴジラ映画には特別な想いがあることを明かした田中
ゴジラ映画には特別な想いがあることを明かした田中

ゴジラvsコングの究極対決にかけて、「倒したい相手、やっつけたいことは?」という質問に、田中は「太田です」と即答。その理由を40年近く倒され続けているからと明かし、芦田は「期末試験をやっつけたいです。やらなきゃいけないことだけど、もし試験がなかったら、学生生活がもっと楽しくなるような気がします」と高校生らしくコメント。尾上が「夏はG(ゴキブリ)を街角でも見かけるようになります。夏の風物詩という印象でやっつけたくなります」と答えると、小栗も「僕は刺すほうの虫をやっつけたいです。外のロケが増えるとやっつけたい気持ちになります。まあ、返り討ちにあうことが多いのですけれど」と悔しそうに語った。

最後の挨拶で小栗は「痛快で爽快な映画です。僕にとってもとても思い出深い作品となりました。ぜひ、映画館で楽しんでください」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。また、本日のイベントでは、芦田が吹き替えを担当するマディソン・ラッセル役のミリー・ボビー・ブラウン、声優の津田健次郎が担当するネイサン・リンド役のアレクサンダー・スカルスガルド、さらにアダム・ウィンガード監督からのメッセージ動画も上映された。

取材・文/タナカシノブ

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