『劇場版 Free!FS』前編が幕開け!島崎信長「本当に感無量です」宮野真守・内山昂輝も熱意あらわに
京都アニメーション制作の人気アニメ「Free!」シリーズの完全新作劇場版にして最終章となる『劇場版 Free! -the Final Stroke-』前編(公開中)の公開を記念して18日、新宿ピカデリーにて舞台挨拶が開催。七瀬遙役の島崎信長と松岡凛役の宮野真守、桐島郁弥役の内山昂輝が登壇した。
おおじこうじのライトノベル「ハイ☆スピード!」を原作に、これまでテレビアニメシリーズ3期と、その再編集版も含む劇場版5作が公開されてきた「Free!」シリーズ。最終章の舞台となるのはシドニー。少年から青年へと成長し、水泳を通じて絆を育んだ仲間たちもそれぞの道へと歩き出すなか、遙もまた世界を目指し、新境地へと踏み出していく。そこに待ち受けるのは絶対王者のアルベルト・ヴォーランデル。来たるシドニー大会に向けて、それぞれに士気を高めていく選手たち。そして、世界の頂点を競う彼らの熱き戦いの火蓋が切って落とされる。
作品を観た際に「ずっと観ていたい」と思ったという島崎。「1カット1カット本当にすごく愛が込められていると思えてすごく幸せな気持ちになりました」としみじみと語り、「公開ってワクワクもありますが、ドキドキや皆さんにどう受け止めてもらえるかなという気持ちもあったりします。でも僕が愛と熱意をいっぱい感じたので、皆さんと感想を共有したい気持ちでいっぱいです」と述懐。
そして「ずっと成長を描いていただけて、本当にありがたい作品だと思っています。いままでの思い出だったり、過去のシーンだったり、一番最初のテレビシリーズの予告の映像が出てきたり、あの時からずっとつながっているんだなと、本当に感無量でした」と、長年続いてきたシリーズの集大成が始まったことの喜びを爆発させた。
一方で宮野は「8年前に始まった時は、彼らはまだ高校生で、本来そこで終わるかもしれない作品だったのが、皆さんの応援があったからこそ続けることができた。僕らとしては感謝しかないです」とシリーズを支え続けたファンへの感謝を伝えると、「アフレコが始まる前に、今回は遙が苦悩する話で、凛は逆に大人へのステップを登る話だよと監督から聞きました。凛はちゃんと自分の人生を考え始めたんだな、大人の決断に差し掛かっているんだなと思い、今回のFSは“人生”を描いている。どう生きていくかを描く昨日なんだなと思いました」と本作に込められたテーマを熱弁。
そして「やっと皆さんにお届けできる、本当にお待たせしましたという気持ちです」と挨拶した内山も「今回は世界大会に出ても厳しい流れが続いたり、観ていて悲しくなったり、緊迫感のある場面がありつつ、序盤には文化祭や和やかな日常生活が垣間見られるシーンがあっておもしろかったです。大会以外の、水泳以外の部分が魅力的に描かれているのが印象的だった」と、「Free!」シリーズならではの魅力が本作でも健在であることを明かした。
『劇場版 Free! -the Final Stroke-』の後編は、2022年4月22日(金)に公開される。「後編がどうなるのかと皆さんドキドキしているんじゃないかと思いますが、僕らもそれは一緒です。まだ内容を知らないので、この先どうなっていくのか期待しつつ、全力で演じていきたいと思います」と後編への意気込みを語る宮野に、内山も「またみんなでおもしろいエキサイティングな作品をお届けできるように、がんばってアフレコをしていきたいと思います!」と熱意をあらわに。
最後に島崎は「主人公として関わらせていただいている人間が、こんなにもこの作品を好きで、今回の作品も幸せだなって思えたことがひとつの答え」と語り、「後編でも絶対に皆様の愛と期待と応援にお応えするものを届けますので、ひたすら思いっきり楽しみに、前向きな気持ちで、絶対に幸せな景色を皆さんに観ていただけると僕も確信しておりますので、どうか楽しみにしていただければ」と呼びかけた。
文/久保田 和馬
※島崎信長の「崎」は「たつさき」が正式表記