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映画ニュース 2021/10/21 20:00

北米ランキングで『ハロウィン KILLS』が新記録を樹立!リドリー・スコット監督作は苦しいスタートに

10月に入り、毎週のようにトップを飾る作品が入れ替わり、かつ週末の総興収が1億ドルを超えるという、かつての活気が戻りつつある北米の映画界。先週末(10月15日から17日)の興収ランキングは、ジョン・カーペンター製作総指揮・原作・音楽の『ハロウィン KILLS』(10月29日日本公開)が、公開2週目の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(日本公開中)を撃破し首位を飾った。

【写真を見る】すでにさらなる続編が待機!『ハロウィン KILLS』でブギーマンとの新たな戦いが始まる
【写真を見る】すでにさらなる続編が待機!『ハロウィン KILLS』でブギーマンとの新たな戦いが始まる[c]UNIVERSAL STUDIOS

1978年の『ハロウィン』と、その40年後を描いた正統続編として2018年に公開された『ハロウィン』から連なる『ハロウィン KILLS』は、3705館で公開され興収4940万ドルを記録。これは『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(21)を上回る2021年公開のホラー映画のオープニング新記録であり、また劇場と同時にSVOD配信(北米では「peacock」で配信されている)された作品のなかでのオープニング新記録でもある。

すでに『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(日本公開中)などの大ヒットで、劇場と配信の適切な共存関係が見出され始めているなかで、あえて流れに逆行する動きを見せたユニバーサル。「Samba TV」の報告によれば、週末に『ハロウィン KILLS』を「peacock」で視聴した世帯数は120万にものぼるとのことで、7月に劇場同時配信を行った『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(12月17日日本公開)を上回る大成功。

例年ホラー映画が盛り上がりを見せるこのシーズン。これまでの劇場同時配信作と同様、2週目の興収の下落が気になるところだが、来年の同じ時期に公開を控える完結編『Halloween Ends』に向けて幸先の良い出足となったのではないだろうか。


リドリー・スコット監督『最後の決闘裁判』は5位スタート
リドリー・スコット監督『最後の決闘裁判』は5位スタート写真:EVERETT/アフロ

一方、同じく拡大公開を迎えたリドリー・スコット監督の『最後の決闘裁判』は3065館で興収475万ドル、初登場5位という苦しいスタートに。スコット監督の前作『ゲティ家の身代金』(17)も約2000館で558万ドルという低調なオープニング興収だったとはいえ、前週の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』以上に客層の影響が強く出ていることが窺える。

「Hollywood Reporter」の報道によれば観客の8割以上が25歳オーバーで、半数近くを25歳未満が占めた『ハロウィン KILLS』とはまるで正反対のデータに。批評家からの評価の高さはもちろん、日本でもSNS上で映画ファンを中心に絶賛の声が数多くあがる『最後の決闘裁判』だが、時期が時期とはいえ興行的なダメージは大きく、ますますフランチャイズではない“監督の名前で見せる”タイプの映画は少なくなっていくのかもしれない。

文/久保田 和馬

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