池松壮亮、松居大悟監督の誕生日にサプライズ登場!「愛する監督、おめでとうございます」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
池松壮亮、松居大悟監督の誕生日にサプライズ登場!「愛する監督、おめでとうございます」

イベント

池松壮亮、松居大悟監督の誕生日にサプライズ登場!「愛する監督、おめでとうございます」

現在開催中の第34回東京国際映画祭コンペティション部門選出作である、池松壮亮と伊藤沙莉がW主演を務めた映画『ちょっと思い出しただけ』(2022年早春全国公開)の舞台挨拶が、11月2日に角川シネマ有楽町で開催。本作に出演した女優の河合優実と松居大悟監督が登場。最後に本日誕生日を迎えた松居監督をサプライズで祝うべく池松壮亮も飛び入り参加した。ケーキと共に現れた池松は「ギリギリでした。お誕生日おめでとうございます」と笑顔を見せた。

サプライズで登壇した照生役の池松壮亮
サプライズで登壇した照生役の池松壮亮

作品に絡め、最初に36歳の誕生日であることを述べた松居監督は、河合からも花束を受け取っていた。池松は本日映画がプレミア上映される日でもあるということで「この映画のお誕生日のようなものでもありますし」と語ったあと「愛する松居大悟監督、おめでとうございます」とコメント。

松居監督は、まさかの池松の登場に、「え!」と声を挙げて驚いたあと「うれしいです。胸がいっぱいです。親が今日産んでくれてありがたいなと。また、東京国際映画祭で11月2日に上映してくれたことも。でも、混乱しています」と戸惑いながらも感無量の様子だった。

『ちょっと思い出しただけ』は、怪我でダンサーの道を諦めた照生(池松)とタクシードライバーの葉(伊藤)の心の機微を繊細かつユーモラスに映しだすオリジナルのラブストーリー。『バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画をつくったら〜』(21)や『くれなずめ』(21)の松居監督がメガホンをとった。


花束をもらいうれしそうだった松居大悟監督
花束をもらいうれしそうだった松居大悟監督

主演の池松と伊藤について松居監督は「池松くんとは10年ぐらいのつきあいで、舞台やドラマもご一緒してきました。本作にも参加しているクリープハイプの尾崎(世界観)くんと僕と池松くんで20代のころ、新しいものを作ろうとやっていました。ちょっと息切れして離れ離れになったこともあったけど、今回は勝負がしたくて池松くんにお願いしました。そうなると太陽のような人がいてくれたらいいなと思ったので、伊藤さんにお願いしました」とキャスティング理由を明かした。

また、松居監督は、河合の印象について「台本で想像していた演技とはまったく違う雰囲気の演技をしていて、それがだんだん生き生きとしていったという意味で、追い抜かれていきました。だから足首をつかみながら、見つめていた感じがします。おもしろかったです」と感想を述べた。

照生の初恋の人を演じた河合優実
照生の初恋の人を演じた河合優実

河合は「大丈夫だったのかなと」と心配しつつ「監督はきっと不安もあったのかなと思うんですが、私は周りのキャストの人たちに成長させてもらいながら、1人の役になっていく感覚だったので、いまの言葉はすごく理解できました」と語った。

松居監督作が東京国際映画祭で上映されるのは4度目で、コンペティション部門に選出されたのは2度目目となったが「海外の作品と並んで上映されるコンペティション部門は、文化や生き方、生活習慣の違いも含めて比較してもらえたり、理解してもらえたりするところがうれしいです。海外の方も観られると思うので、どういう感想が来るのか楽しみです」と期待感を口にした。

第34回東京国際映画祭は、11月8日(月)まで10日間、角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町よみうりホールなどで開催中。

取材・文/山崎伸子


さらなる進化を目指す、「第34回東京国際映画祭」特集

関連作品