北村匠海の“思い出の地”も！『明け方の若者たち』ポスタービジュアル＆場面写真が一挙解禁

「NHK紅白歌合戦」への初出場が決まったダンスロックバンド「DISH//」のリーダーで、『東京リベンジャーズ』(21)など話題作への出演が相次ぐ北村匠海が主演を務める『明け方の若者たち』(12月31日公開)。このたび本作のポスタービジュアルと場面写真が一挙に解禁された。

ウェブライターのカツセマサヒコの同名小説を、『ホリミヤ』(21)の松本花奈監督が映画化した本作。明大前で開かれた退屈な飲み会で出会った“彼女”に一瞬で恋をした“僕”。世界が“彼女”で満たされていく一方で、社会人になった“僕”は“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく…。“彼女”役を2022年に放送される連続テレビ小説「ちむどんどん」で主演を務める黒島結菜が演じ、“僕”の同期で親友の尚人役は「ウルトラマンタイガ」の井上祐貴。主題歌は若者から絶大な人気を博すロックバンド、マカロニえんぴつが務める。

このたび解禁されたポスタービジュアルは“僕”と“彼女”、そして尚人の3人が飲んで語り明かして迎えた明け方の光景という、本作を象徴するような一コマを切り取ったデザインに。このシーンの撮影は実際に明け方に撮影されており、松本監督は「明け方に撮影するシーンは時間との戦いでした。みんなで事前にリハーサルをして、撮り方もしっかり決めて本番に臨みました。大変ではありましたが、ちょっと部活っぽくて楽しかったです」と振り返っている。

またあわせて解禁された4枚の場面写真には、明大前の「くじら公園」や下北沢の「餃子の王将」「ヴィレッジヴァンガード」、高円寺の「純情商店街」で＜僕＞と＜彼女＞が過ごす様子が切り取られている。先日行われた本作のプレミア上映会の舞台挨拶で北村は「(劇中に)出てくる場所が自分の過去の思い出に寄り添っている」と明かしており、北村自身の思い出の地で繰り広げられる等身大の青春譚に、きっと誰もが“あの頃”を思い出して心打たれることだろう。

文/久保田 和馬