松本潤の座長ぶりが明らかに!オヤジギャグを追求するストイックな姿勢とは|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
松本潤の座長ぶりが明らかに!オヤジギャグを追求するストイックな姿勢とは

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松本潤の座長ぶりが明らかに!オヤジギャグを追求するストイックな姿勢とは

松本潤主演のテレビドラマの劇場版『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』(12月30日公開)の完成報告イベントが東京都内で開催され、松本潤、香川照之、杉咲花、木村ひさし監督が登壇。杉咲から座長ぶりを称えられた松本が、「ありがとうございます!」と照れ笑いを浮かべた。

『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』の完成報告イベントが開催された
『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』の完成報告イベントが開催された

本作は、個性豊かな弁護士たちが99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいくリーガル・エンタテインメント。劇場版では、松本演じる型破りな弁護士の深山大翔と香川演じる敏腕弁護士、佐田篤弘の名コンビに加え、新たに杉咲扮する新米弁護士の河野穂乃果も加わり、最後の0.1%まで諦めず、事実を追求していく。映画公開前夜の12月29日(水)には、完全新作のスペシャルドラマも放送される。

『99.9』の世界に再び飛び込んだ松本は、深山の感覚は「すぐに戻ってきた」そうで「あまりブランクは感じず、現場に行ったり、スタッフの人たちに会うと深山の雰囲気にすぐに戻る感じがある。キャラクターを作っていくというよりは、皆さんに会うと自然とそうなる」とすっかり馴染んだ役柄となった様子で、香川も「我々のなかでは、すでに完成したものができあがっている」と胸を張っていた。

完成作に胸を張った香川照之
完成作に胸を張った香川照之

さらに香川はドラマシリーズの最初の顔合わせを振り返り、「木村監督が『主役にオヤジギャグを言ってもらうことだけは決まっている。あとはなにも決まっていない』という衝撃の発言から始まったドラマ。この5年間、オヤジギャグに体力、労力、精神力を使ってきた。昨日、今日に生まれた笑いではない」とオヤジギャグの進化についてコメント。松本も「熟成している」と自信をのぞかせ、「今回もふんだんにある」とにっこり。「ちょうどいいスベリ具合を探るのが大変なんですよね」と監督とうなずき合うなか、香川は「松本さんはずっと練習している。『半音違う』とか追求されています」と松本の勉強熱心さを証言していた。


「とても楽しかった!」と撮影を振り返った杉咲花
「とても楽しかった!」と撮影を振り返った杉咲花

シリーズに新たに参加した杉咲は「緊張していたんですが、クランクインしたら皆さんが温かく優しく迎え入れてくださった。とても楽しかったです」と周囲に感謝。松本は「役をつかむスピードや、思い切って、振り切ってお芝居をされているのを間近で見て、この人はすごいなと。あっという間に役をつかんで、『99.9』の世界にあっという間に馴染んだ」と杉咲の役者力に舌を巻いていたが、杉咲は松本の座長ぶりに大いに助けられたという。

杉咲は「勉強になることばかりでした」と口火を切り、「客観的に見たアドバイスだったり、ちょっと悩んでいると『どう?』と聞いてくださって、監督と3人で相談させていただける機会を作ってくださったり。現場のスタッフさんの皆さんのお名前も覚えて、さりげなくコミュニケーションを取られていたり。座長としてのかっこいい姿をたくさん拝見していました」と松本の座長ぶりに驚いていた。

【写真を見る】松本潤、香川照之とのオヤジギャグトークに楽しそうな笑顔!
【写真を見る】松本潤、香川照之とのオヤジギャグトークに楽しそうな笑顔!

香川も「松本さんが全部に対して気を遣ってくれる。この現場はとにかくチームワークがよい」と話していたが、自身の撮影のない日も現場を訪れていたという松本も「チームプレイっていいなと改めて感じられる現場」としみじみ。松本は「2021年に入ってがっつり仕事をリスタートするタイミングで、この作品の撮影をさせていただいた。『おかえり』と言ってもらえるところで仕事ができて、スタッフの皆さん、『99.9』という作品に感謝しています。2021年の終わり、2022年の始まりにカラッと気持ちよく劇場を後にしていただけるような作品。少しでもこの国が明るくなったらいいなという願いを込めて、たくさんの方に観ていただけたら」と心を込めていた。

取材・文/成田おり枝

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