神尾楓珠&三浦獠太、息ピッタリに「ふーちゃんと呼んでいます」!『彼女が好きなものは』と「顔だけ先生」で共演
神尾楓珠の映画初主演作『彼女が好きなものは』の初日舞台挨拶が、12月3日にTOHOシネマズ池袋で開催され、神尾、山田杏奈、三浦獠太、草野翔吾監督が登壇。池袋でもロケをされた本作で、それぞれが撮影の思い出を振り返り、和気あいあいとしたトークを繰り広げた。
『彼女が好きなものは』は、ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生、安藤純(神尾楓珠)と、BL好きを隠している女子の同級生、三浦紗枝(山田杏奈)との交流を描く青春映画。原作は、小説家・浅原ナオトの「彼⼥が好きなものはホモであって僕ではない」で、2019年にはNHKで「腐⼥⼦、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化もされた。
神尾は3度目の共演となった山田について「初めて共演したのが5年前で、去年、2回目の共演をして、今回が一番ちゃんとした掛け合いをしたので、ちょっと新鮮な感覚ではありました」と言うと、山田も「私も回数を重ねて、安心感みたいなものはありつつ、今回は純として現場にいらっしゃったので、私も紗枝として一緒にお芝居をさせていただだいて楽しかったし、ずっと引っ張ってもらった感じです」と神尾に感謝した。
三浦は神尾について「神尾さんは」と言いかけると、神尾が「なんで“神尾さん”?」とツッコむ。三浦は「ふーちゃんと呼ばせていただいてます」と照れ笑いしたあと三浦は「最初に会った時は、暗くてめっちゃ怖い人だなと思ったけど、実はめっちゃ明るくて。いまはふーちゃんと呼ばせていただく仲になりました」とご機嫌に語る。
また、三浦は山田について「杏奈ちゃんは、僕のほうが年は上なんですが、先輩みたいで。話しかけていいのかな?みたいな。ちょっと大物みたいなオーラがあって、ふーちゃん同様に話しかけにくかったです」と苦笑い。続けて「僕は手が小さいんですが、杏奈ちゃんが同じくらいだと手を合わせてくれて。俺はその時、ドッキドキでした」と照れるも、山田は「全然覚えてないです」と笑う。
山田は「撮影中、獠太くんは一生懸命で、現場は初めてだったので、日々ちょっと緊張してるのかなという印象があったけど、取材で久しぶりに会ったら、違う人みたいでした」と驚いたとか。
放送中の連続ドラマ「顔だけ先生」で三浦と共演している神尾も「僕はいま、ドラマで共演してるんですが、すごいテンションが高いんです。ずっとしゃべってるんですが、この作品の時はよくわからなくて、つかめなかった。変な人だなとは思ってましたが」と三浦をいじる。三浦は笑いながら神尾に「親友です」とおちゃめにアピールした。
その後、本作で共演した磯村勇斗と今井翼からのビデオメッセージも紹介され、楽しそうに現場を振り返って裏話をクロストークした4人。
最後に神尾が「映画を観ていろいろ感じてもらえたことがあるんじゃないかなと思いますし、僕らも伝えたいことがあって、それは人それぞれだとも思います。なにが正解だということはないと思うので、みなさんも自分なりの正解を見つけてもらえたらうれしいなと思います」と力強く舞台挨拶を締めくくった。
取材・文/山崎伸子