『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は“IMAX推し”!縦横無尽のアクションを巨大スクリーンで体感|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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コラム 2022/1/7 17:00

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は“IMAX推し”!縦横無尽のアクションを巨大スクリーンで体感

トム・ホランド主演の「スパイダーマン」シリーズ最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、本日よりついに公開。『スパイダーマン:ホームカミング』(17)から始まった本シリーズは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ならではの、クロスオーバーを生かした壮大なドラマが魅力。それを最大限に利用した本作は、最終章の名にふさわしいボリュームの超大作に仕上がった。アクション&スペクタクル満載のヒーロー映画はIMAX向きの題材だが、なかでもスパイダーマンはIMAXと親和性が高いヒーロー。本稿では、IMAXだからこそ味わえる魅力を紹介する。

トム・ホランドがピーター・パーカー/スパイダーマンを演じる現行シリーズ(『スパイダーマン:ホームカミング』)
トム・ホランドがピーター・パーカー/スパイダーマンを演じる現行シリーズ(『スパイダーマン:ホームカミング』)[c]Marvel Studios 2017. [c]2017 CTMG. All Rights Reserved.

映画版「スパイダーマン」の歴史が始まったのは、いまから20年前のこと。『スパイダーマン』(02)から『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』まで、これまで8本の実写映画が製作されてきた。まずは、これまでのシリーズを振り返ってみたい。

シリーズを追うごとに進化してきた体感的なウェブ・スイング!

初の本格映画化となった『スパイダーマン』は画期的なヒーロー映画だった。それ以前にも「スーパーマン」や「バットマン」、「X−メン」といったヒーローたちが映画化され大成功を収めていたが、『スパイダーマン』がそれらと違っていたのが、体感的な画作りだ。原作の大ファンであるサム・ライミ監督は、映画化にあたってコミックからスパイダーマンを象徴するポーズをセレクトし、それらを実写で再現した。


サム・ライミ監督がこだわり抜いたスパイダーマンのポーズ(『スパイダーマン』)
サム・ライミ監督がこだわり抜いたスパイダーマンのポーズ(『スパイダーマン』)MOTION PICTURE [c]2002 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. SPIDER-MAN CHARACTER TM AND [c]2002 MARVEL CHARACTERS, INC. All RIGHTS RESERVED.MOTION PICTURE [c] 2004 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. All RIGHTS RESERVED. SPIDER-MAN CHARACTER [R] & [c] 2004 MARVEL CHARACTERS, INC. All RIGHTS RESERVED.[c] 2007 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.MARVEL AND ALL MARVEL CHARACTERS INCLUDING THE SPIDER-MAN, SANDMAN, AND VENOM CHARACTERS TM & [c] 2021 MARVEL CHARACTERS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

なかでもクモの糸を次々に放ちビル街を移動していくウェブ・スイングは、スパイダーマンの動きに合わせてカメラも大きくスイング。その姿を真後ろから捉えたショットは、まるでスパイダーマンと一緒に宙を舞っているような一体感が味わえた。ヒーローを“見る”だけでなく“味わえる”アトラクション指向で映画化された「スパイダーマン」は、そのスタート地点から体感的なIMAXと親和性の高いヒーロー映画だったのだ。

走る列車の上でドクター・オクトパスと戦うスパイダーマン(『スパイダーマン2』)
走る列車の上でドクター・オクトパスと戦うスパイダーマン(『スパイダーマン2』)[c] 2004 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: [c] & ™ 2021 MARVEL.

マーク・ウェブ監督による『アメイジング・スパイダーマン』(12)では、ヒーロー性を前面に出したライミ版とは違い、よりリアルに寄せたアクションを指向。ウェブ・スイングも実際に人間が行ったらどうなるかをシミュレートし、可能な限りスタントマンで撮影するなど、リアリティを追求した。といってもそれは大人しい描写にするためではなく、実際に宙を舞った時の高揚感や恐怖を映像として再現するため。ライミ版とはまた違うアプローチで、“味わえる”快感は引き継がれたのだ。

この作品はIMAXデジタルフォーマットを採用し、スパイダーマンがウェブ・スイングしながらオズコープ社まで移動するシーンで、画面の上下が広がり視界が開ける心憎い仕掛けを採用。3Dカメラによるデジタル3Dも導入され、ヒーロー映画で3Dをどう生かすべきか、ウェブ監督がジェームズ・キャメロン監督にレクチャーを受けたことでも注目を浴びた。

電気人間のエレクトロと激闘を繰り広げるスパイダーマン(『アメイジング・スパイダーマン2』)
電気人間のエレクトロと激闘を繰り広げるスパイダーマン(『アメイジング・スパイダーマン2』)[c] 2014 Columbia Pictures Industries, Inc. and LSC Film Corporation. All Rights Reserved.

そしてジョン・ワッツ監督による『スパイダーマン:ホームカミング』に始まる最新シリーズでは、映画「スパイダーマン」史上もっとも若く、何色にも染まっていないピーター・パーカー(トム・ホランド)が誕生。新生スパイダーマンは、スターク・インダストリーズ製のハイテクスーツを身にまとって超絶アクションを見せる一方、着地でふらつくなどの危なっかしいビギナー感も織り交ぜてスリルを盛り上げた。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)では、MJ(ゼンデイヤ)を抱きかかえウェブ・スイングで空中デートをする姿が描かれたが、ロマンチックとはほど遠い、ジェットコースター並みのスピード感だった。ちなみに『ノー・ウェイ・ホーム』では冒頭によく似たシチュエーションが登場するので見比べるのもおもしろい。

MJを抱えながらウェブ・スイング!(『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』)
MJを抱えながらウェブ・スイング!(『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』)[c]2019 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: [c]& TM 2019 MARVEL.

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