過激な紳士スパイ組織の創立に迫る『キングスマン』、大ヒットSFアクションが復活『マトリックス』など、いま観るならこの3本!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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映画ニュース 2021/12/28 20:00

過激な紳士スパイ組織の創立に迫る『キングスマン』、大ヒットSFアクションが復活『マトリックス』など、いま観るならこの3本!

週末に観てほしい映像作品3本を、MOVIE WALKER PRESSに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!
週末に観てほしい映像作品3本を、MOVIE WALKER PRESSに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!

MOVIE WALKER PRESSスタッフが、いま観てほしい映像作品3本を(独断と偏見で)紹介する連載企画「今週の☆☆☆」。今週は、英国紳士とスパイ、2つの顔をもつ“キングスマン”の誕生を描いた前日譚、超人気SFアクションシリーズの続編となる18年ぶりの最新作、ファン・ジョンミンとイ・ジョンジェが過激なバトルを繰り広げる韓国映画の、パワフルな3本!

胸アツの人間模様はしっかり受け継がれる…『キングスマン:ファースト・エージェント』(公開中)

【写真を見る】キングスマンの創立者の一人、オックスフォード公をレイフ・ファインズが演じる(『キングスマン:ファースト・エージェント』)
【写真を見る】キングスマンの創立者の一人、オックスフォード公をレイフ・ファインズが演じる(『キングスマン:ファースト・エージェント』)[c] 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

気品ただよう英国紳士が、最新のガジェットを駆使して悪の組織に立ち向かう。ユニークな設定とこだわり抜かれたビジュアルで、世界中のド肝を抜いた『キングスマン』(14)。シリーズ第3弾は、最強の諜報機関“キングスマン”の起源を描く始まりの物語だ。時は欧州各国の緊張が高まっていた1914年。英国貴族オックフフォード公は密かに諜報組織を設立。謎の集団が戦争を画策していることを察知する。第一次世界大戦を舞台にした今作は、歴史的事件を絡めて進展。実在の人物も次々に登場する展開が知的好奇心を刺激する。施設から兵器までシリーズの起源が明かされる「ファンならニヤリ」なネタも満載だが、胸を打つのがオックスフォード公と息子コンラッドの物語。息子を案ずるがゆえ頑なになる父と、気持ちを抑えきれない息子の軋轢が思いがけない結末を生んでいく。ふり返ればシリーズも、師とそのコードネームを襲名する弟子が織り成す師弟愛の物語。そんな胸アツの人間模様は今作にもしっかり受け継がれている。もちろんキレキレアクション、クセやアク強すぎのキャラ設定も健在。爽快気分が味わえる1本だ。(映画ライター・神武団四郎)


物語のエモーショナルな魅力も完備…『マトリックス レザレクションズ』(公開中)

“世界がまだ「マトリックス」に支配されていたとしたら”という物語が展開するシリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』
“世界がまだ「マトリックス」に支配されていたとしたら”という物語が展開するシリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』[c]2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

世界中を熱狂させたトリロジーから18年、「マトリックス」がついに復活!主人公ネオは人気ゲームを生んだカリスマ的プログラマーとして平穏な生活を送っている。しかし、この世界は、またしても仮想現実に過ぎなかった…。マシンが仕組んだこの世界からのネオの覚醒を軸にして、ドラマはスリリングに展開。シリーズの醍醐味であるVFXアクションは健在で、アクロバティックな立ち回りに目を見張る。一方で、ネオと最愛の女性トリニティーとの再会と絆もしっかり描かれ、物語のエモーショナルな魅力も完備。ラナ・ウォシャウスキー監督や主演のキアヌ・リーブスら3部作のチームの再結集もうれしい。現代のテクノロジーを反映した新章を見逃すな!(映画ライター・有馬楽)

強烈な味わいがクセになるヘンな映画…『ただ悪より救いたまえ』(公開中)

義兄を殺され復讐に燃える男と、引退を決意した殺し屋の熾烈な戦いを描いた『ただ悪より救いたまえ』
義兄を殺され復讐に燃える男と、引退を決意した殺し屋の熾烈な戦いを描いた『ただ悪より救いたまえ』[c]2020 CJ ENM CORPORATION, HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED

静の殺し屋と動の殺し屋が殺しあう―。殺伐とした漢字ばかり並べてしまったが、『ただ悪より救いたまえ』を端的に説明するとこうなる。ファン・ジョンミン演じる元特殊部隊の暗殺者が、東京でヤクザの大物を消す。するとイ・ジョンジェ扮するヤクザの弟が、仇を討とうとバンコクまで追ってくるのだ。ファン・ジョンミン演じるキャラは、生き別れた娘を探しているのだが、そんな事情などイ・ジョンジェには関係ない。ファン・ジョンミンを見つけだすために死体の山を築き、「お前の家族も関係者もみんな殺す!」と宣言する。「なぜそこまで?」と問われた時の答えがいい。「理由なんて忘れた」。
ハブとマングース、ガメラとギャオス、ゴジラとキングギドラ。例えはなんでもいいのだが、一度修羅の道に入った彼らに、引き返すことは許されない。どちらからが相手を殺すまで、この戦いは終わらない。なんとも殺伐としているのに、ファン・ジョンミンの静かなる狂気VSイ・ジョンジェのノリノリの狂気の対決が最高におもしろくて、時にコメディのオーラすらまとっている。南国の蒸し暑い空気のなかで食べるドリアンみたいな、強烈な味わいがクセになるヘンな映画である。100%いい意味で。(映画ライター・村山章)

映画を観たいけれど、どの作品を選べばいいかわからない…という人は、ぜひこのレビューを参考にお気に入りの1本を見つけてみて!

構成/サンクレイオ翼

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