オスカー参戦も計画中?『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が圧巻の北米V2達成!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
オスカー参戦も計画中?『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が圧巻の北米V2達成!

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オスカー参戦も計画中?『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が圧巻の北米V2達成!

2021年の最終週となった先週末(12月24日から26日)の北米興収ランキング。まず気になるのは、前週に記録的なロケットスタートを飾った『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022年1月7日公開)の2週目の成績だ。週末3日間で興行収入8452万ドルと、前週から3分の1ほどの興行成績となる大きな下落に見舞われたものの、堂々2週連続Vを達成。週末段階で北米累計興収は4億7000万を突破した。

【写真を見る】批評も興行も大成功の『スパイダーマンNWH』、次なる狙いはアカデミー賞!?
【写真を見る】批評も興行も大成功の『スパイダーマンNWH』、次なる狙いはアカデミー賞!?写真:EVERETT/アフロ

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は火曜日に北米累計興収5億ドルの大台も突破。公開から12日での5億ドル到達は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)に次ぐ歴代3番目の速さ。さらに全世界の累計興収は11億6100万ドル(12月30日時点)となっており、北米・全世界ともに前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)の記録を上回ったことになる。

「The Hollywood Reporter」の報道によると、興行的にも批評的にも大成功となったことを受け、配給元は第94回アカデミー賞の作品賞に向けて同作をプッシュすることを計画しているとのこと。マーベル作品でアカデミー賞作品賞候補入りを果たしたのは現時点で『ブラックパンサー』(18)の1本のみ。同作も作品評価と興行的大成功が後押しした背景があるだけに、すでに出揃った有力作のなかにスパイダーマンが飛び込んでくる可能性も充分だろう。


『SING/シング:ネクストステージ』は2位に初登場
『SING/シング:ネクストステージ』は2位に初登場[c] 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

「スパイダーマン」一色のなかでもクリスマス週末とあって注目の大作映画が一挙に公開された。2位に初登場した『SING/シング:ネクストステージ』(2022年3月18日日本公開)は、週末3日間で興収2232万ドル(水曜日の初日から5日間で3955万ドル)と、2016年に公開された前作を1000万ドル強下回るまずまずの滑りだしに。批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば作品評価も前作とほぼ同水準で、春先までの息の長い興行が期待できそうだ。

『マトリックス:レザレクションズ』は3位スタートの苦しい出足に
『マトリックス:レザレクションズ』は3位スタートの苦しい出足に写真:EVERETT/アフロ

また、18年ぶりのシリーズ最新作となった『マトリックス:レザレクションズ』(日本公開中)は週末3日間で興収1200万ドル(水曜日の初日から5日間で2250万ドル)を記録し3位発進。そして4位に初登場を果たした『キングスマン:ファースト・エージェント』(日本公開中)も、5日間で1000万ドルに満たないスタートとなるなど、シリーズものの大作はいずれも『スパイダーマン』の強さを前に苦戦を強いられる結果となった。

文/久保田 和馬

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