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『ブラック会社』と『レッドクリフ』の意外な関係性

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『ブラック会社』と『レッドクリフ』の意外な関係性

小説化やWEBマンガ化もされ、今なお爆発的な人気を誇る2ちゃんねる書き込みスレッド「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」。問題会社で働く青年の悪戦苦闘ぶりを、笑いどころ満載で描いたこちらのスレッドがついに映画化され、11月21日から全国で公開中だ。

そんな本作の主人公は、長らくニート生活を送ってきた26歳のオタク青年・マ男。事あるごとに現実とゲームやアニメの知識を結びつけて話すその姿は、まさにオタクそのもの。さらにマ男には「三国志」オタクという一面も備わっていて、あの歴史超大作『レッドクリフ』シリーズをほうふつとさせるシーンが劇中に多数登場するのだ。

劇中でマ男は、問題山積みの会社を「三国志」さながらの乱世に例え、周囲の人々を「三国志」の登場人物に見立てて話すシーンが出てくる。いくつか例を挙げるなら、機転を利かせて会社のピンチを乗り切ろうとする先輩を“諸葛孔明”に、無理難題を押し付ける横暴な上司を“曹操”に例えるといった具合。しかもマ男の妄想シーンでは、各人物が「三国志」のコスプレ姿を披露しているので、この妄想シーンだけを観ると「これって違う映画じゃないの?」と思ってしまうぐらいだ。

「三国志」以外にも、さまざまなサブカルネタが随所に散りばめられている本作。それらを見つけ出すのを目的に、劇場に足を運んでみるのもまた一興かもしれない。【トライワークス】

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