人智を超えたヒーローたちが結集する『エターナルズ』！MCU入門編としてもオススメな理由を解説

アイアンマンやキャプテン・アメリカ、マイティ・ソーなどマーベル・コミックスのヒーローたちが活躍する映画シリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。その26作目として昨年公開された『エターナルズ』(21)は、アベンジャーズをも超越するヒーローチームの活躍が描かれ、MCUの新たな幕開けとして話題を呼んだ。『ノマドランド』(20)でアカデミー賞作品賞＆監督賞を受賞したクロエ・ジャオの監督作ということでも注目を集めた本作のMovieNEXが、3月4日(金)にリリースされる。

『ノマドランド』のクロエ・ジャオが監督を務めた『エターナルズ』MovieNEX 3月4日(金)発売/デジタル配信中　ウォルト・ディズニー・ジャパン　[c]2022 MARVEL

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7000年前、宇宙の創造主セレスティアルズによって生みだされたエターナルズは、邪悪な捕食種であるディヴィアンツから人類を守るために地球に送り込まれた10人のヒーローチーム。独自の特殊能力を駆使してディヴィアンツと戦い、人々を助けるエターナルズの姿は、当時の人類にとっては神のような存在に見えていた。

【写真を見る】宇宙の創造主によって生みだされた最強のヒーローチームの活躍を描く『エターナルズ』をMovieNEXで目撃！[c]2022 MARVEL

それから何千年にもわたって、歴史の影に隠れながら人類をディヴィアンツの脅威から救ってきたエターナルズだが、人類同士で起こった争いに干渉するか否かで意見が分かれてしまう。そして、最後のディヴィアンツを倒したあと、10人の仲間たちはバラバラとなり、人間社会に紛れてそれぞれ別の生活を送ることに。しかし、滅んだはずのディヴィアンツが現代に復活。新たな人類の危機を前に、セルシ、スプライト、イカリスは離ればなれになっていたエターナルズのメンバーを集めるべく行動を開始する。しかし、それは地球を滅亡させかねない大きな事件の幕開けに過ぎなかった…。

現代社会に溶け込み、博物館の学芸員として働くセルシは、物質変換の能力を持つ(『エターナルズ』)[c]2022 MARVEL

個性派ぞろいの10人のヒーローが宇宙規模の脅威に立ち向かう『エターナルズ』

『エターナルズ』は、MCU作品として世界観を共通にしているものの、ほかの作品やヒーローの連動が少なく、単独でも楽しむことができる。そのため、「MCUが気になっていたけれど、どこから手を出していいかわからない」というシリーズ初心者への入門編としても最適だ。

エターナルズのメンバーは、地球や人類への慈愛に満ちたセルシ、リーダー格のイカリスを中心に、見た目が子どもであることに思い悩むスプライト、インド映画界のスターとして活躍するキンゴ、見た目は強面だが心優しいギルガメッシュ、手話でコミュニケーションするマッカリなど、バラエティ豊かな面々がそろう。彼らが宇宙規模の脅威に立ち向かうという壮大な物語が展開されるが、それぞれ容姿や考え方が異なり、苦悩や葛藤を抱えた人物であることからも、思わず誰かに共感してしまう親しみのあるキャラクターとして描かれている。

ギルガメッシュと心で通じ合っている危険な戦士、セナ(『エターナルズ』)[c]2022 MARVEL

一方で、ヒーローチームものとしての要素も存分に味わうことができ、物質変換や飛行、武器や道具の具現化、高速移動など彼らが持つ能力も様々。それらのバラエティに富んだ能力を駆使した迫力あるバトルシーンはもちろん、高次元な仲間同士の連携や、情感たっぷりに映しだされる雄大な景色などの映像の美しさも大きな見どころとなっている。

凶悪なディヴィアンツとエターナルズが繰り広げる、圧巻のバトルシーンに目を見張る！(『エターナルズ』)[c]2022 MARVEL

また、エターナルズを生みだした宇宙の創造主セレスティアルズは、今後のMCU作品において大きなカギとなりそうな存在だ。本作を鑑賞後、このセレスティアルズがエターナルズやMCUの世界にどのような影響を及ぼしていくのかが気になり、ますますシリーズを観続けたいと思ってしまうはず。ぜひMovieNEXで、神々しい映像美と圧巻のバトル、そして共感せずにはいられないヒーローたちの人間ドラマを楽しんでほしい。