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【第94回アカデミー賞】作品賞は、健聴者の少女と聴覚障害を抱える家族のドラマ『コーダ あいのうた』!配信オリジナル作品として初の受賞

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【第94回アカデミー賞】作品賞は、健聴者の少女と聴覚障害を抱える家族のドラマ『コーダ あいのうた』!配信オリジナル作品として初の受賞

アメリカの現地時間3月27日(日本時間3月28日)にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催中の第94回アカデミー賞授賞式。見事作品賞に輝いたのは、健聴者の少女と、耳の聞こえない家族が織り成す音楽を通じた物語を描く『コーダ あいのうた』(公開中)だった。本作は作品賞、トロイ・コッツァーの助演男優賞、脚色賞を合わせて3冠を獲得した。

耳の聞こえない家族が織り成す、感動的な物語を描いた『コーダ あいのうた』
耳の聞こえない家族が織り成す、感動的な物語を描いた『コーダ あいのうた』[c]2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

監督賞候補にならずに作品賞を受賞したのは『グリーンブック』(18)以来3年ぶり、史上6作品目。編集賞候補にならずに作品賞を受賞したのは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)以来11作品目。どちらの部門でも候補入りしなかった作品の受賞は、編集賞創設以来史上初めてとなった。Apple TV+による動画配信系オリジナル作品として初の受賞となった。

プロデューサーは「ここに来られて光栄に思います」と喜びを口にし「監督、キャスト、クルーは本当に大変でした。大きな嵐に襲われると聞いて、問題が山積みでした。しかしながら船は浮かび続けました。すばらしい船長、キャスト、プロデューサーに出会えました。また、皆さまがすばらしい愛する家族をスクリーン上に作り上げてくれました」と心から感謝した。

作品賞、脚色賞、助演男優賞の3冠を達成した
作品賞、脚色賞、助演男優賞の3冠を達成した[c]2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS


『コーダ あいのうた』は、テレビシリーズ「ロック&キー」のエミリア・ジョーンズが主演を務め、助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーや、『愛は静けさの中に』(86)のアカデミー賞女優マーリー・マトリンら実際に聴覚障がいを持つ俳優が家族を演じた。

大本命とされていた『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は最多11部門12ノミネートされていたが、ジェーン・カンピオンの監督賞のみの受賞となり、10部門にノミネートされていた『DUNE/デューン 砂の惑星』(公開中)が、撮影賞・編集賞・美術賞・作曲賞・音響賞・視覚効果賞など技術賞をメインに最多6部門を受賞した。


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    家族とその中で唯一健聴者である少女とが支えあっていく姿を描いた、アカデミー賞受賞作
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