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乃木坂46岩本蓮加、映画初主演作『世の中にたえて桜のなかりせば』急逝した宝田明との思い出を語る

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乃木坂46岩本蓮加、映画初主演作『世の中にたえて桜のなかりせば』急逝した宝田明との思い出を語る

3月14日に肺炎のため急逝した宝田明と、岩本蓮加(乃木坂46)がダブル主演を務めた映画『世の中にたえて桜のなかりせば』が、4月1日より全国公開。丸の内TOEIにて本作の公開記念舞台挨拶が開催され、岩本が三宅伸行監督と共に登壇した。

先日高校を卒業した岩本。10代の内に学生の役を演じたいそう
先日高校を卒業した岩本。10代の内に学生の役を演じたいそう

本作は、“桜の季節”と“終活”をテーマに、終活アドバイザーが様々な境遇の人たちと交流する姿を描くヒューマンドラマ。『サイレン』の三宅伸行が監督を務めるほか、宝田がエグゼクティブプロデューサーを兼任。『燦燦 さんさん』で宝田と共演経験がある吉行和子、『アンダードッグ 前編/後編』の徳井優、『CHAIN/チェイン』の土居志央梨らが脇を固める。

今回、長編映画初出演にして初主演となった岩本は「演技に対しては興味があったので出演はうれしい気持ちでしたが、不安やプレッシャー、重みはありました」と振り返った。しかし、宝田をはじめ、キャストや監督とたくさん会話をしてからクランクインし、台本を読み込んだことで、その不安は払しょくされていったという。

【写真】宝田明との思い出を語る岩本蓮加(乃木坂46)。春めくシフォンドレスで笑顔!
【写真】宝田明との思い出を語る岩本蓮加(乃木坂46)。春めくシフォンドレスで笑顔!

また、本作のオファーがきたことについては「そんなお話が本当に存在するのかなと思った(笑)。自分にとって宝物になり、幸せだなと思いました」とニッコリ。

現場での宝田との思い出を問われると「おもしろいことを言って場を明るくしてくださる方で。何気ないひと言でリラックスできました。私はアドリブなんてできないんですけど、宝田さんはたくさんするので、私ももうちょっと頑張ろうと思えたり。『こうしたらいいんじゃないか』とか、すごく想像力がすばらしい方」と話し、自身に対しては「『孫のようだ』とか、いつも『きれいになったね』と声をかけていただいていました。(芝居についても)自分の好きなようにやっていいよと。いつも笑顔が絶えなかったです」と岩本。


これに三宅監督も「友だちみたいに話されていて良い雰囲気でした。クランクインの前にリハーサルを何日もやらせてもらえて、その時間が楽しい時間でした」と回顧した。

岩本は宝田から「孫のようだ」と声をかけてもらっていたという
岩本は宝田から「孫のようだ」と声をかけてもらっていたという

さらに三宅監督は「別れ際に宝田さんをお見送りをしたんですけど、ポンと肩を叩かれて『監督、食事行こうな』と言われたんですよ。それがすごく残っている。垣根なく接する方で。その言葉が忘れられないですね」とコメント。岩本は「貴重な経験をさせてもらったなと改めて思います」と感謝していた。

取材・文/平井あゆみ

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