韓国版アカデミー賞で5部門制覇!『モガディシュ 脱出までの14日間』日本公開が決定

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韓国版アカデミー賞で5部門制覇!『モガディシュ 脱出までの14日間』日本公開が決定

韓国国内で大ヒットを記録し、韓国のアカデミー賞として知られる「第42回青龍映画賞」で作品賞や監督賞など5部門を制した『Escape from Mogadishu』が、『モガディシュ 脱出までの14日間』の邦題で7月1日(金)より日本公開されることが決定。このたびポスタービジュアルが解禁された。

【写真を見る】名優キム・ユンソクとチョ・インソンが初共演!ソマリアで起きた知られざる実話を映画化
【写真を見る】名優キム・ユンソクとチョ・インソンが初共演!ソマリアで起きた知られざる実話を映画化[c] 2021 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS & FILMMAKERS R&K All Rights Reserved.

本作の舞台は1990年のアフリカ、ソマリアの首都モガディシュ。ソウル五輪を成功させた韓国は国連への加盟を目指してアフリカ諸国にロビー活動を行っていた。韓国大使のハンはソマリア政府上層部の支持を取り付けようと奔走していたのだが、20年早くアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮も国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレート。そんななか、ソマリア内戦が勃発。各国の大使館は略奪や焼き討ちに遭い、北朝鮮大使館のリム大使は職員と家族たちを連れて韓国大使館へ助けを求めることに。

メガホンをとったのは『ベルリンファイル』(13)や『ベテラン』(15)など、ジャンルの枠にとらわれない発想で次々とヒット作を生みだしてきたリュ・スンワン監督。韓国大使のハン役を『1987、ある闘いの真実』(17)のキム・ユンソクが、リム役を『国家が破産する日』(18)のホ・ジュノが演じるほか、『ザ・キング』(17)のチョ・インソンや『新感染半島 ファイナル・ステージ』(20)のク・ギョファンら実力派キャストが集結。


このたび解禁されたポスタービジュアルには内戦の混乱で危険が迫るなか、身を寄せ合う登場人物たちの姿が。当時のアメリカ海軍の記録から徹底的な調査を行ない、西アフリカのモロッコでオールロケを実施するなど内戦当時の状況を克明に再現するなど、韓国映画界の総力が結集した知られざる実話を、是非とも劇場のスクリーンで目撃してほしい。

文/久保田 和馬

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