川村元気監督作『百花』山田洋次、ポン・ジュノ、鈴木敏夫、岩井俊二の絶賛コメント到着!
菅田将暉と原田美枝子のW主演で贈る、親子の愛と記憶の物語『百花』。9月9日(金)より公開となる本作に、山田洋次、ポン・ジュノ、鈴木敏夫、岩井俊二ら映画界の巨匠から絶賛のコメントが到着した。
映画プロデューサー、脚本家として『告白』(10)、『モテキ』(11)、『君の名は。』(16)などを手掛けてきた川村。彼がが2019年に発表した自身4作目となる小説「百花」を自ら監督、脚本を手掛け映画化する。川村の長編デビュー作として描くのは、記憶を失っていく母、葛西百合子(原田)と、彼女に向き合おうとする息子の泉(菅田将暉)の物語。
今回、一足早く本作を鑑賞した映画界の著名人から感想コメントが到着した。『男はつらいよ』(69)などの名作を送りだした山田洋次監督は「『カットとカットの間に神が宿るんだ、それが映画というもんだよ』と、ぼくに語ってくれた黒澤明監督の温顔をしみじみ思いだす」と、『パラサイト 半地下の家族』(20)で第92回アカデミー賞作品賞ほか最多4部門を受賞したポン・ジュノ監督は「映画は最初から野心的であざやかだった。絶妙なロングショットは、非常に繊細かつ鋭敏に演出されていて、最後まで緊張感が続く」と長回しでの撮影に言及。
また、スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫は「母の記憶とリンクするピアノ曲と抑制された音楽と。本当に久しぶりに映画に浸った」と、『スワロウテイル』(96)の岩井俊二監督は「記憶とは歪んだイビツな鏡なのかも知れない。母にとって小さな湖が、海と映る。果てなく大きな存在が母であるその息子の鏡には」とそれぞれ絶賛のコメントを残している。
女手一つで育ててきた息子を育ててきた母親と、すれ違っていく息子。記憶を失っていく母の思い出の奥底にある“秘密”とは?映画界の巨匠が絶賛する本作に期待が高まる。