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産まれてくるはずのない“なにか”が恐怖を生む…『LAMB/ラム』日本公開決定!特報映像も

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産まれてくるはずのない“なにか”が恐怖を生む…『LAMB/ラム』日本公開決定!特報映像も

『スイス・アーミー・マン』(16)、『ヘレディタリー/継承』(18)、『ミッドサマー』(19)などを手掛け、クオリティの高い映画製作に定評のあるアメリカの配給会社「A24」が配給権を獲得し、世界の注目を集めた『LAMB/ラム』が、今秋に日本公開決定。あわせて、特報映像が解禁となった。

第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門「Prize of Originality」を受賞し、その後数々の海外映画祭で受賞、ノミネートされたほか、アカデミー賞国際長編部門アイスランド代表作品に選出された本作。アイスランドの人里離れた田舎に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではないなにかが産まれてくる。子どもを亡くしていた二人は、"アダ"と名付けその存在を育てることにする。

主演を務めるのは数々の国際映画祭受賞歴をもち、「ミレニアム」シリーズ、『プロメテウス』(12)などで知られるノオミ・ラパス。監督は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)などの特殊効果を担当、本作が長編デビューとなるヴァルディミール・ヨハンソン。

このたび解禁された特報映像では、ラパス演じる妻マリアの子守唄が終始響き渡り、不穏な空気を漂わせながら、アイスランドの壮大な自然の片隅でひっそりと暮らす羊飼い夫婦の姿を映しだす。産まれるはずのないなにか”をあやす妻とそれを見つめる夫、不安な様子の羊舎の羊たち、そして不気味に羊の瞳がクローズアップされ、暗く霧深い大地を夫婦が駆けていく。マリアが大事そうに見守る“なにか”の正体は分からないまま映像は幕を閉じ、想像力を掻き立てる展開となっている。


"アダ"との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく。その存在はなぜ産まれてしまったのか?早くもその衝撃的な設定が日本のSNS上でも話題になっている世界が絶賛する禁断のネイチャー・スリラーに期待したい。

文/劉子伊

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