キーポイントは交差点?『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』ビジュアル&特報映像解禁|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
キーポイントは交差点?『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』ビジュアル&特報映像解禁

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キーポイントは交差点?『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』ビジュアル&特報映像解禁

累計発行部数28万部を超える人気小説を映画化する『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』が10月7日(金)より2作同日公開される。このたび本作よりティザービジュアルと特報が解禁となり、あわせて場面カットが公開。さらに両監督からのコメントも到着している。

【写真を見る】”並行世界”を行き来することができる世界を舞台に、同じ暦という名を持つ少年をそれぞれ主人公として展開する
【写真を見る】”並行世界”を行き来することができる世界を舞台に、同じ暦という名を持つ少年をそれぞれ主人公として展開する[c]2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

原作は、2016年に刊行され、“並行世界”を行き来することができる世界の同じ名前の2人の少年が、それぞれの世界でひとりの少女と恋に落ちるという設定がTikTokで話題を呼びヒットした乙野四方字による小説。『僕が愛したすべての君へ』の監督を、「閃光のナイトレイド」、『劇場版Infini-T Force/ガッチャマンさらば友よ』(18)の松本淳が務め、タツノコプロ内の新スタジオレーベルBAKKEN RECORDが制作。一方、『君を愛したひとりの僕へ』の監督を「バクマン。」、「のだめカンタービレ」のカサヰケンイチが務め、制作をトムス・エンタテインメントが担当する。

このたび、『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』それぞれのティザービジュアルが解禁。前者は、真っ⻘な空の下“交差点”に制服姿の少年と少女がたたずむもの、後者は、赤い夕焼け空の下、同じく“交差点”に少年と白いワンピースの少女がたたずむものとなっている。それぞれ別の監督、スタジオが手がける並行世界の物語について『僕愛』の松本監督は「この2つの映画を観た方々はどう思うのだろうか」とコメント、『君愛』のカサヰ監督は「選択しなかった世界を垣間見ることができるとしたら、みなさんはどんな世界を覗いてみたいですか」とそれぞれの作品の関わりに対してコメントを寄せている。

あわせて解禁された特報はそれぞれ「僕たちは生まれた瞬間から無数の選択をして生きている」という同じナレーションからスタートするもの。暦という同じ名前の主人公が“選択”によって異なる人生を歩んでいく様が対照的に描かれている。『僕愛』では暦とクラスメイトの和音との日々が、『君愛』では並行世界で暦と恋仲になる栞の日々が対称的に描かれている。『僕愛』はアップテンポな音楽とともに、和音がつけている数字の入った腕時計やパソコンに映し出されるエラーコード画面など意味深な映像が映し出される。一方『君愛』はスローペースな音楽とともに、恋に落ち幸せそうな2人を映すなか「運命だと思った君と結ばれない世界で出会ってしまった」という悲劇を予感させるナレーションで幕を閉じる。


ティザービジュアルや特報でそれぞれの世界を繋ぐ場所として描かれる交差点は、どのような役割を果たすのか?並行世界をキーワードに交差する同時公開の2作品。斬新な作品の映像化に期待が高まる。


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