ブライス・ダラス・ハワードが噛みしめる、『ジュラシック・ワールド』との8年間「いつかクレアとして戻ってきたい!」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ブライス・ダラス・ハワードが噛みしめる、『ジュラシック・ワールド』との8年間「いつかクレアとして戻ってきたい!」

インタビュー

ブライス・ダラス・ハワードが噛みしめる、『ジュラシック・ワールド』との8年間「いつかクレアとして戻ってきたい!」

世界的大ヒットシリーズの完結編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(公開中)で、前2作に続いてヒロインのクレア・ディアリングを演じたブライス・ダラス・ハワードが日本公開にあわせて来日。8年間にわたったシリーズへの想いと、最新作の撮影秘話を独占インタビューした。

「レジェンドキャストたちは、本当に信頼できるすばらしい俳優たちでした」

シリーズファン感涙の軌跡の瞬間がついに!
シリーズファン感涙の軌跡の瞬間がついに![c]2022 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

火山の大噴火でイスラ・ヌブラル島の恐竜たちが世界中に解き放たれた、前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(18)の衝撃のラストから4年。最新作では人間と恐竜が共生する社会を舞台に新たなる冒険とクローン技術をめぐるサスペンスフルなドラマが描かれるが、ハワードは「1作目を撮った時は、できれば2作目、3作目もやりたいという気持ちはあったものの、観客に受け入れられるかどうか分からなかったので、2作目以降の展開は知りませんでした」と振り返る。

「ただ、コリン・トレボロウ監督の頭のなかには、『ジュラシック・ワールド』と『ジュラシック・パーク』の登場人物たちの物語が折り重なるという構想が1作目の時からあって。そのことは知っていました」と続ける。

「けれど、ローラ・ダーンを始めとしたレガシー・キャストの方々がいわゆるカメオ出演ではなく、大きな役割を持って登場することは知らなかったから、今回のシナリオを最初に読んだ時は本当にワクワクしました。今作が描く、クレアとオーウェン(クリス・プラット)の関係性の変化もすごく気に入っています。いままでの2人は、一緒になるのかならないのか、よく分からないところがあったけれど、最新作ではお互いに愛し合っている家族のような健全な関係になっていたから。前2作と違い、クレア単独のアクションシーンがたくさんあることにも興奮したのを覚えています」。

そううれしそうに話してくれた彼女に、「ニューヨークやロサンゼルスなどの都市で恐竜と人間が戦う展開は期待していませんでしたか?」という質問を敢えてぶつけてみた。すると、「本作が描くのは前作のラストから4年後ですから、時間軸的に分けられていて、恐竜たちがいるのが当たり前の世界になっているところから物語が始まるんです」と前置きしたうえで、思いがけない情報を教えてくれた。


シリーズを彩った恐竜たちが、画面狭しと登場
シリーズを彩った恐竜たちが、画面狭しと登場[c]2022 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

「ただ、そこは劇場公開バージョンではない、エクステンデッド・カットが満たしてくれると思います。実は“ジュラシック”のフランチャイズの技術を使った、都市を徘徊する6500年前の恐竜やドライブインにいるT-レックスの映像も撮っていて。それも迫力の映像なので楽しんでもらえると思います」。

本作の一番の注目ポイントは、ハワード本人も語っているように、「ジュラシック・パーク」シリーズ(93、97、01)に出演していたローラ・ダーン、サム・ニールジェフ・ゴールドブラムが当時と同じ古植物博士のエリー、古生物学者のアラン、数学者イアンとして再登場していること。物語に大きく関わる3人との共演は、ハワードにとっても大きな刺激だった。

3人のレジェンドキャストが、物語を大きく動かしていく
3人のレジェンドキャストが、物語を大きく動かしていく[c]2022 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

「3人は遊び心があって、愛情深くて、カリスマ性がある。1993年の彼らの仕事が私たちに与えた影響は計りしれないけれど、今回の現場ではそれを肌で感じることができました。サム・ニールはユーモアの精神に溢れているし、ローラ・ダーンの人間味を毎秒ごとに感じることができた。ジェフ・ゴールドブラムは本当に天才ですしね。そんな彼らが常にそこではなにが可能なのかを示してくれたから、私たちの芝居の標準も高められました。同じシーンを一緒に演じるパートナーとして、本当に信頼できるすばらしい俳優さんたちでしたね」。


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