松山ケンイチとムロツヨシが食卓を囲む『川っぺりムコリッタ』食事シーンの本編映像が解禁|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
松山ケンイチとムロツヨシが食卓を囲む『川っぺりムコリッタ』食事シーンの本編映像が解禁

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松山ケンイチとムロツヨシが食卓を囲む『川っぺりムコリッタ』食事シーンの本編映像が解禁

『かもめ食堂』(06)や『彼らが本気で編むときは、』(17)の荻上直子監督がメガホンをとり、松山ケンイチとムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆らが共演する『川っぺりムコリッタ』(9月16日公開)。このたび本作から、“荻上ワールド”の真骨頂ともいえる「おいしい食」と「心をほぐす幸せ」が味わえる食事シーンの本編映像が解禁された。

無一文に近い状態で北陸の小さな町にやってきた山田(松山)は、小さな塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。風呂上がりのよく冷えた牛乳と、炊き立ての白いご飯をささやかな楽しみにしていた山田のもとに、ある日隣の部屋の住人の島田(ムロ)が風呂を貸してほしいと上がり込んでくる。ひっそりと生きたいと思っていた山田は、それを機に様々な事情を抱えた住人たちと出会い、少しずつ心が解きほぐされていく。

このたび解禁された本編映像は、お茶碗と自家製の漬物を手にした島田が、山田の家に押し掛けてくるシーンから始まる。無愛想な山田をよそに「ご飯ってさ、一人で食べるより誰かと食べた方が美味しいよね」と、山田が炊いた炊き立ての白米をよそう島田。そして部屋の一角にある遺骨に気付き、手を合わせる。2人の間で交わされる会話から、淡々とした日々に漂う悲哀や心の渇きがにじみ出るシーンに仕上がっている。


荻上監督の完全オリジナル脚本で描かれる本作は、友達でも家族でもない、でも孤独ではない人々の心の交流を描く新しい“つながり”の物語。是非とも劇場でユーモアとほっこり気分にあふれた本作を観て、ささやかな幸せを感じてみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬



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