中川大志の成長ぶりに山寺宏一感激！木村昴は“おはスタファミリー”集結に「エモい」『ソニック・ザ・ムービー』最新作舞台挨拶に登壇

日本発の人気ゲームのキャラクターをハリウッドで映画化した『ソニック・ザ・ムービー』(20)の続編『ソニック・ザ・ムービー/ソニック vs ナックルズ』のソニック祭り初日舞台挨拶が8月19日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、中川大志、山寺宏一、木村昴、広橋涼、中村正人(DREAMS COME TRUE)が登壇。子ども向けバラエティ番組「おはスタ」ファミリーである中川、山寺、木村が一堂に会し、木村が「エモい」と喜びの声を上げた。

ヒーローになるため奮闘中のソニックのもとに、悪の天才科学者ドクター・ロボトニックが銀河系イチ危険な戦士、ナックルズを引き連れてやってくる姿を描く本作。日本語吹替版で2年ぶりにソニックを演じた中川は、前作公開時はコロナ禍で舞台挨拶ができなかったことに言及。幅広い層が集まった客席を見渡し、「1作目の時は、お客さまの前に立たせてもらう機会がなかった。久々にお客さまに会えてうれしいです」と笑顔を見せていた。

ソニックを追い詰める、ジム・キャリー演じるドクター・ロボトニック役を担った山寺は、「大志のことを中学生の時から知っていることが僕の自慢」とニンマリ。「僕が育てたようなもんですから。ウソです！」と茶目っ気たっぷりに語ると、中川が「ウソじゃないです。お父さんです！」と山寺への信頼を吐露する。

山寺は「大志の成長がすごい。止まらないです。ついてきます」と驚きながら、「完成作を観て、ますますすごくなっているなと思って。見事でした。かわいらしい、ピュアで楽しいソニックを演じながら、鎌倉を支えるとんでもない実力派武将もやっている。同じ人ですよ！」と中川が出演しているNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を引き合いに出して、会場を笑わせていた。

ソニック最強の敵、ナックルズ役を演じる木村は「日本が誇る名作に関われて光栄」と口火を切り、「山寺さんとこうして、おはスタファミリーの中川さんと一緒に…。エモい感情がすごくあります」としみじみ。テイルス役の広橋は「大きな画面でこんなにもふもふしたテイルスが見られて、とてもうれしかったです」と長年テイルスを演じてきたとあって、感慨深け。「中川さん演じるソニックがヤングで、若くてピチピチ。パチンと弾けるような感じだったので、テイルスも出会った時の気持ちを思いだすように、ちょっと幼い感じでやらせていただきました」とこだわりを明かしていた。

中村は、日本版主題歌を手掛けただけではなく、音声監修としても参加。チャンプ役として声優にも挑戦した。山寺から「言うことナシ！」と声優ぶりを称えられた中村は、「ソニックとは30年間、付き合っている。30年前にソニックのゲームの音楽を作りました。そういう意味では人生を共に歩いてきた。吉田美和、ソニック、中村正人という感じ」とソニックとの縁をうれしそうに話していた。

8月19日は「俳句の日」とあって、ソニックのカラーである青、ナックルズのカラーである赤、テイルスのカラーである黄色を使いながら、登壇者陣が「今年の夏休みにやりたいこと」を俳句にして披露するひと幕も。中川は「キンキンに 冷えたビールと 青空と」との俳句を読みあげた。山寺は「大志、大人になったなあ！中学生だったのに」と再び中川の成長に目を細めていた。終始、メンバーが息ぴったりのやり取りを見せて大盛り上がりの舞台挨拶となったが、最後に中川は「こうしてこのメンバーが集まるのは初めてだった」と微笑み、「1作目から比べると、仲間が増えてパワーアップしたなと思いました」と完成作に胸を張っていた。

取材・文/成田おり枝