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ヴェネチア国際映画祭で2冠!サーチライト最新作『イニシェリン島の精霊』は1月公開、東京国際映画祭での上映も

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ヴェネチア国際映画祭で2冠!サーチライト最新作『イニシェリン島の精霊』は1月公開、東京国際映画祭での上映も

第90回アカデミー賞で6部門7ノミネートを獲得し2部門に輝いた『スリー・ビルボード』(17)を手掛けたマーティン・マクドナー監督が、サーチライト・ピクチャーズと再タッグを組んだ『イニシェリン島の精霊』の日本公開日が2023年1月27日(金)に決定。また、10月24日(月)に開幕する第35回東京国際映画祭「ガラ・セレクション」部門でジャパンプレミア上映されることも決定した。

本作の舞台は本土が内戦に揺れる1923年のアイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りの小さな島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずの友人コルムから突然の絶縁を告げられる。動揺を隠せないパードリックは、妹のシボーンや風変わりな隣人のドミニクの力を借りて事態を好転させようとするが、コルムからは恐ろしい宣言をされてしまう。そして穏やかな島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つことに。

主人公のパードリック役を演じるのは、多くの有名監督から愛され、マクドナー監督とは『ヒットマンズ・レクイエム』(08)、『セブン・サイコパス』(12)に続いて3度目のタッグとなるコリン・ファレル。コルム役を演じるのは、こちらもマクドナー監督作品の常連俳優であるブレンダン・グリーソン。さらに『ダンケルク』(17)や『エターナルズ』(21)のバリー・コーガン、『スリー・ビルボード』のケリー・コンドンらが脇を固める。


第79回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア上映され、15分ものスタンディング・オベーションで大喝采を浴びた本作。主人公の悲喜劇を大胆かつ繊細に演じたファレルはヴォルピ杯(男優賞)を受賞し、マクドナー監督は『スリー・ビルボード』に続いて2度目の脚本賞を受賞。現在開催中のトロント国際映画祭での評価にも注目が集まり、すでに第95回アカデミー賞の有力作品との呼び声も。

本作から届けられるさらなる吉報に期待しながら、日本公開を待ちたい。

文/久保田 和馬

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