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「チャールズ・チャップリン映画祭」の予告映像が公開!戸田奈津子や笠井信輔登壇のイベント開催も決定

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「チャールズ・チャップリン映画祭」の予告映像が公開!戸田奈津子や笠井信輔登壇のイベント開催も決定

チャールズ・チャップリン没後45年にあたる今年11月3日(木・祝)より、チャップリンの名作全17作品を上映する、『フォーエバー・チャップリン ~チャールズ・チャップリン映画祭~』が開幕。本イベントの予告編映像が公開され、さらに東京の角川シネマ有楽町での豪華ゲストを迎えたトークイベント付き上映の内容も発表された。

『キッド』(1921)サイレント(無声映画) ※4K上映
『キッド』(1921)サイレント(無声映画) ※4K上映[c]Roy Export SAS

公開された予告映像は、本イベント上映作品の中でも特に注目を集めている長編作品『独裁者』(40)の名台詞「必要なのは知識ではなく思いやりである 思いやりがなければ残るのは暴力だけである」から始まる。この言葉は、チャップリン映画すべてに通じる訴えで、2022年のいまを生きる私たちにも深く響きわたる。また、次々と映しだされる笑いと涙の名シーンから、チャップリンが“時代を越えた天才”と呼ばれる所以がうかがえる。デジタル・リマスターによる美麗映像で蘇った、魅惑的かつで詩的で感動的な全17作品(短編・長編含め)にかけられたチャップリン映画の魔法を、ぜひスクリーンで受け取っていただきたい。

同映画祭は、東京の角川シネマ有楽町、福岡の中洲大洋洋画劇場で、また11月4日(金)からは名古屋の名演小劇場にて上映予定。さらに、角川シネマ有楽町では、チャップリン作品にゆかりのあるゲスト陣によるトークイベント付き上映も実施される。開催初日のとなる11月3日(木・祝)は、オープニング作品となる『独裁者』の上映後、脚本家であり日本チャップリン協会会長として国内外で活躍する大野裕之が登壇、11月6(日)は、2016年に発売されたBlu-ray『黄金狂時代』のサイレント版の字幕を手掛けた、字幕翻訳家の戸田奈津子が登壇する。

『モダン・タイムス』(1936)サイレント(無声映画)
『モダン・タイムス』(1936)サイレント(無声映画)[c]Roy Export SAS

11月19日(土)は、Blu-ray『ライムライト』(52)でチャップリン演じる道化師、カルヴェロの吹き替えを担当するほか、チャップリンの無声映画に声優が生で吹き替えをするイベント、声優口演を15年以上にわたり企画してきた羽佐間道夫が大野とともに登壇。11月23日(水・祝)は、無類の映画好きとして知られ、チャップリン映画もこよなく愛するフリーアナウンサーの笠井信輔が登壇する。

チャップリン映画祭のポスター
チャップリン映画祭のポスター[c]Roy Export SAS

各回チケットは、劇場窓口およびオンラインにて、鑑賞日の3日前より販売開始となる。豪華ゲスト陣が、それぞれのキャリアによる視点から、チャップリンへの映画愛を炸裂させるトークを楽しんでいただきたい。

文/山崎伸子

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