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「マジェプリ」「弱虫ペダル」プロデューサーが振り返るTOHO animation10年の歩み「チャレンジングなスタートだった」

インタビュー 2022/9/23 11:30

「マジェプリ」「弱虫ペダル」プロデューサーが振り返るTOHO animation10年の歩み「チャレンジングなスタートだった」

東宝が2012年に設立し、今年で10周年を迎えたアニメーションレーベル「TOHO animation」。現在、アニメファン、視聴者への感謝を込めて、1年間にわたるTOHO animation 10周年プロジェクトを実施中だ。9月25日(日)には大型配信番組「TOHO animation 10周年 大感謝祭」がTOHO animation公式YouTubeのチャンネルで無料配信される。今回、レーベル立ち上げ時から在籍する製作プロデューサーの山中一孝、宣伝プロデューサーの下山亮に、製作、宣伝チームそれぞれの視点から、TOHO animationの10年間の歩みや想い入れのある作品、「大感謝祭」における見どころまでたっぷり語ってもらった。

2012年に設立し、今年で20周年を迎えたアニメーションレーベルTOHO animation
2012年に設立し、今年で20周年を迎えたアニメーションレーベルTOHO animation

「期せずしてオリジナルから始めるという、なかなかチャレンジングなスタートになったなと」(山中)

――最初に、お2人がTOHO animationにどう携わってこられたのかを教えてください。

山中「私は2012年にTOHO animationが発足したタイミングから、製作のプロデュースという形で関与しています。現在は室長という立場で、現場を統括して見ています」

下山「僕は2013年4月に放送開始した、TOHO animationの第1作となる『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』の宣伝から担当しています。以来10年、様々な作品の宣伝プロデューサーとして携わっており、現在はテレビアニメの宣伝チームの統括リーダーとしての業務にもあたっています」

――「映画ドラえもん」や「劇場版ポケットモンスター」などの数々のヒット作を送りだしてきた東宝が、当時、改めてアニメ事業室を設立するにあたっては、どのような意図があったのでしょうか?

山中「実は『ドラえもん』に関しては、我々はあくまでも映画配給会社として配給をやらせて頂いているだけで、製作者ではありません。また、『ポケットモンスター』や『名探偵コナン』は、一部少額出資しているものの、我々がメインとなってアニメーションを作って世に送りだしているということではなかったんです。厳密に言うと、80年代の『タッチ』などは東宝が作っていたんですけれども…。つまり、東宝の映画のラインナップのなかで、我々が主体的に手掛けたアニメーション作品というのは、当時はなかったんです。
そのうえで、いま、我々がいる映像事業部は、劇場パンフレットや劇場販売グッズの制作、ビデオパッケージを販売、レンタルするチームでした。当時は深夜帯のアニメーションは基本的にパッケージで収支を成り立たせる構造だったので、アニメ事業室を立ち上げるにあたっては、我々がアニメーションの分野に製作という形でタッチしようということになりました」

――アニメーション製作に本格参入する際の最初の作品に、テレビアニメ『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』を選ばれた理由は?


TOHO animationの記念すべき第1作目「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」
TOHO animationの記念すべき第1作目「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」[c]創通・フィールズ/MJP製作委員会

山中「これは明確に『ここからスタートするぞ!』ということではなくて、どちらかというと、編成のなかで偶然決まったという感じなんです。ただ、期せずしてオリジナルから始めるという、なかなかチャレンジングなスタートになったなと思っています」

下山「当時は僕自身、実写映画やそのBlu-ray、 DVDの宣伝はしてきたんですけれども、テレビアニメの宣伝の経験がほぼなかったんです。なので、テレビアニメはどういうアプローチをしていけばいいんだろう?とすごく考えながらやっていました。

それと、レーベル立ち上げ当時はちょうどロボットアニメがあまり放送されていなかった時期で、僕らとしては『『マジェプリ』をロボットアニメとして久々に打ち込むぞ!』という意気込みだったんですけれど、なんと同じ2013年4月クールに『革命機ヴァルヴレイヴ』と『翠星のガルガンティア』という2作品のロボットアニメもあって。『わあ、これは大変だぞ』と思ったのを覚えていますね(笑)。

ただ、結果、作品自体をファンの方にすごく喜んでいただけて、『マジェプリ』独自の色を出せたと考えています。それはアニメ本編が本当にすばらしかったからなんですけど、そこをうまく盛り上げようとチームで色々と工夫をしていました。オリジナルものであり、スタートの作品だったこともあって、当時のことはとても印象に残っています」

「TOHO animation 10周年 大感謝祭」
配信日:2022年9月25日(日)10:30~20:30 (予定)
配信URL:https://youtu.be/-W_Y-xNwR38
イベントHP:https://tohoanimation.jp/10thanniversary/special/event5/