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ジョニー・デップとアンバー・ハードの泥沼裁判が映画化、ファンからは批判の声

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ジョニー・デップとアンバー・ハードの泥沼裁判が映画化、ファンからは批判の声

ジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードに対して起こした名誉毀損の裁判で勝訴したのは6月1日のこと。約2か月間に渡って米バージニアで行われた裁判では、2人の私生活が赤裸々に暴かれたこともあり、連日メディアのヘッドラインを賑わせたが、それからわずか3か月余り、早くも同裁判の様子が映画化されたことが明らかになった。

「Deadline」などによれば、タイトルは『Hot Take: The Depp/Heard Trial』。製作は、フォックス・エンタテインメント傘下のマーヴィスタ・エンタテインメントで、9月30日にTubiで無料配信されるという。

ジョニー・デップ役を演じるマーク・ハプカ(左)
ジョニー・デップ役を演じるマーク・ハプカ(左)[c]EVERETT/AFLO


同作は、約2か月に渡る法廷内外での2人の関係を描くもので、メガホンを取るのはサラ・ローマン監督、脚本を手掛けるのはガイ・ニコルッチ。キャストについて、デップ役にマーク・ハプカ、ハード役にメーガン・デイヴィス、デップを勝利に導いたとされる敏腕弁護士カミール・ヴァスケス役にメリッサ・マーティ、ハードの弁護士イレーン・ブレデホフト役にメアリー・カーリッグが決定している。

あまりに早いタイミングで同作が製作された経緯について、Tubiのチーフ・コンテント・オフィサーのアダム・レウィンソンは、「今夏、大勢の人たちがヘッドラインで目にし、文化的思潮の一部ともなった出来事を、タイムリーに捉えるため」とし、それゆえに、タイトルに、報道記者が十分な調査・思考をせずに、急いで書いた記事や投稿メッセージという意味の「Hot Take」を選んだと説明。

しかし、SNSでの反応は冷ややかかつ批判的で、「一部始終を見てきた裁判をソープオペラに仕上げる必要はない」「背景をきちんと調べずに、映画化するべきではない」といった声が寄せられている。

判決を不服としたアンバー・ハードが、控訴を申請
判決を不服としたアンバー・ハードが、控訴を申請[c]SPLASH/AFLO

また、デップの勝訴に対してハードが判決を不服とし、7月21日に控訴を申請。それを受けてデップも同様の手続きをとっていることから同裁判は現在進行形であることも、ファンたちを激怒させた様子。

【写真を見る】裁判後ファンに手を振る上機嫌のジョニー・デップ。同裁判の映画化にファンは批判的
【写真を見る】裁判後ファンに手を振る上機嫌のジョニー・デップ。同裁判の映画化にファンは批判的[c]SPLASH/AFLO

各々のファンからは、デップとハードそれぞれに対して、「これこそ名誉毀損」「裁判の内容を蒸し返してなんの意味があるの?これ以上苦しめないで」といった声があがっているほか、「この映画が配信されることで、DV被害者やそれを乗り越えた人々に新たなトラウマや苦しみを与える可能性があると、DVの専門家が警鐘を鳴らしている」として、「change.org」を通じて配信中止を求める署名を呼び掛ける事態にまで発展している。

文/JUNKO

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