「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督作『RRR』の来日舞台挨拶に500人のファンが熱狂!

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「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督作『RRR』の来日舞台挨拶に500人のファンが熱狂!

世界的にメガヒットしたインド映画「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督が放つ最新作『RRR』が10月21日に公開され、ラージャマウリ監督と、W主演を務めたNTR Jr.、ラーム・チャランが来日。当日、新宿ピカデリーで開催された舞台挨拶には、約500人の熱狂的なファンが集結し、監督や初来日となった2人のトップスターを熱烈に歓迎した。

【写真を見る】“進撃のインド人”動画でも知られる、テルグ語映画界のトップスターNTR Jr.
【写真を見る】“進撃のインド人”動画でも知られる、テルグ語映画界のトップスターNTR Jr.

3人がステージに登場すると、気合十分のコスプイヤーや、グッズを装備したファンたちから、割れんばかりの拍手が送られる。ラージャマウリ監督は「『バーフバリ』で日本の皆さんからたくさんの愛をもらい、それをインドに持ち帰って、この2人のヒーロー(NTR Jr.、ラーム・チャラン)に伝えました。日本に戻って来られて本当にうれしいです」と、『バーフバリ』シリーズ以来、約4年ぶりとなった来日の喜びと日本のファンへの感謝を述べたあと「『RRR』は泣いたり、笑ったり、踊りたくなったり、10分ごとに皆さんの感情を揺さぶることを約束します」と作品に対する自信も口にした。

“メガパワー・スター”の異名を持つラーム・チャラン
“メガパワー・スター”の異名を持つラーム・チャラン

日本では“進撃のインド人”動画でも知られる、テルグ語映画界のトップスターNTR Jr.は「日本に来ることは死ぬまでにしたいことの一つでした。日本の皆さんは世界で最も優しくて謙虚な方々、日本が大好きです」とリップサービスをしたあとで「皆サン、コンニチハ。元気デスカ?映画ヲ楽シンデクダサイ!」と、流暢な日本語を披露し、会場のファンをうっとりさせた。

NTR Jr.と並ぶ“メガパワー・スター”の異名を持つラーム・チャランは「NTR Jr.と同じく日本に来ることは死ぬまでにしたいことの一つでした。でも僕は赤ちゃんのころから!」とNTR Jr.に対抗意識を見せて笑いをとる。さらに「ミンナ、大好キ、ジャパン!」と、来日後に覚えたという日本語も披露し、ファンの心を鷲づかみにした。

メガホンをとったS.S.ラージャマウリ監督
メガホンをとったS.S.ラージャマウリ監督

続いてNTR Jr.は、ラージャマウリ監督について「インドで最もすばらしい監督だし、国の枠にとらわれず世界中に熱狂を巻き起こす彼の道を一緒に歩むことができてうれしいです」と監督を絶賛。ラーム・チャランも「彼の作る作品のすべてがインドの誇りで、NTR Jr.、『バーフバリ』の(主演俳優である)プラバース同様に、彼の果てしない旅路の一部になれてうれしいです」とラージャマウリ監督との撮影を誇らしげに語った。

また、ラージャマウリ監督は、この作品でどうしても実現させたかったという2つのシーンについて「1つ目はラーム・チャランが2009年に主演した『マガディーラ』で描かれた、1対100人の殺陣シーンを超える1対1万の戦闘シーン、2つ目は勇敢な戦士が野生の虎にもおくせず対峙する戦闘シーンです。この2つのシーンはラーム・チャラン、NTR Jr.という2人のヒーロー以外には演じられなかった」と、怒涛のアクションシーンを振り返り、互いの健闘を称え合った。

SNSを中心に世界で累計4.7億回再生された本作のミュージカルシーンで、NTR Jr.とラーム・チャランが歌いながら完璧なシンクロを魅せる、魅惑の高速ダンス「ナートゥダンス」についてNTR Jr.は「撮影は1日12時間、練習はたった3日間、ダンスの撮影は14日間もあり、『ナートゥナートゥ』と聞いただけでも足が痛くなる」と渾身のシーンについて冗談を交えながら話し「これだけ世界でも話題になって、本当に驚いています」と喜びも語った。

制作裏話をクロストーク
制作裏話をクロストーク

イベント終盤、来日の感謝を込めたサプライズプレゼントとして、「江努亭亜瑠・樹二亜(NTR Jr.)」「羅亜夢・茶蘭(ラーム・チャラン)」「羅射真羽璃(ラージャマウリ)」と、それぞれの名前が漢字でプリントされたはっぴとオリジナル手ぬぐいが手渡され、3人は心からの笑顔を見せた。


最後にラージャマウリ監督は「『RRR』は様々なアクションにも注目してほしいですが、最後には友情の大切さ、温かさを家に持って帰ってほしい。『バーフバリ』でもらった日本の皆さんからのたくさんの愛を『RRR』で少し返せるかもしれません」と、改めて日本のファンへの感謝と日本での大ヒットを祈願し、イベントは大熱狂のうちに幕を閉じた。

文/山崎伸子

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