アジア最大の長編アニメの祭典へ!押井守が審査委員長、第1回新潟国際アニメーション映画祭がエントリー開始|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
アジア最大の長編アニメの祭典へ!押井守が審査委員長、第1回新潟国際アニメーション映画祭がエントリー開始

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アジア最大の長編アニメの祭典へ!押井守が審査委員長、第1回新潟国際アニメーション映画祭がエントリー開始

新潟から世界へアニメーション⽂化を発信していく第1回新潟国際アニメーション映画祭が、2023年3⽉17⽇(⾦)〜3⽉22⽇(⽔)に開催される。本映画祭のエントリー作品の募集が、11⽉1⽇よりスタートした。エントリー期限は12⽉23⽇(⾦)23時まで。

5⽉23⽇にカンヌ、東京、新潟と、3都市同時中継の記者会⾒で開催が発表された同映画祭は、⻑編商業アニメーションにスポットを当てた、⻑編アニメーション映画のコンペティション部⾨を持つアジア最⼤の祭典となる。

いまの⽇本で国際アニメーション映画祭を開催する意義とはなんなのか?現在、アニメーションは⽇本を代表する⽂化となったが、未来永劫この文化を維持するためには、⽂化価値の共有や作品への評価、⼈材やスタジオが持続する基盤を作る必要があるとされたから。は、「商業」と「アート」、「国内」と「海外」、「専⾨家」と「⼤衆」と分断されがちなアニメーション⽂化の現状を打破し、中⼼的な役割を担おうということで、同映画祭を開催する運びとなった。

【写真を見る】5⽉に行われた記者会見の様子。審査委員長の押井守監督と、フェスティバル・ディレクターの井上伸一郎(写真中央)、映画祭事務局長(東京)の真木太郎(写真左)
【写真を見る】5⽉に行われた記者会見の様子。審査委員長の押井守監督と、フェスティバル・ディレクターの井上伸一郎(写真中央)、映画祭事務局長(東京)の真木太郎(写真左)

新潟と言えば、19世紀は、海外への窓⼝となる世界港を持つ国際的な商業都市だった。また新潟は、多くの著名なマンガ家、アニメ・クリエーターを輩出し、2012年から10年間、「マンガとアニメを活⽤した街づくり構想」を実施してきた都市でもある。


継続的なイベントとして「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」(来場者約5万⼈)、1996年から全国対象で「にいがたマンガ⼤賞」も実施。また、「新潟市マンガ・アニメ情報館」や蔵書1万冊を誇るマンガ図書館「新潟市マンガの家」を運営し、マンガ家志望者の家賃補助をする「トキワ荘プロジェクト」や、マンガ雑誌編集部と結んだ無料「ON LINE添削」を実施するなど、⽇本有数の熱烈なアニメ・マンガ都市でもある。

エントリー作品募集詳細は下記のとおり。

1.映画祭開催期間:2023年3⽉17⽇(⾦)〜3⽉22⽇(⽔) 
2.作品募集期間:2022年11⽉1⽇(⽕)11時〜12⽉23⽇(⾦)23時
3.応募条件:40分以上(エンドクレジットを含むトータル時間数)のアニメーション作品。⼿法は問わない。
4.2020年1⽉1⽇以降に完成した作品であること。
5.⽇本語・英語以外を⽤いる作品は、応募時に英語字幕が付いていること。


第1回の審査委員⻑には、⽇本が誇る映画監督、押井守が就任。ほか各国からの審査員も参加予定だ。本映画祭で「世界のアニメーションにおける⾸都を⽬指す」と言う新潟。世界からも熱い視線を浴びているアニメーションの祭典に今後も注目していきたい。応募⽅法は映画祭公式サイトで確認してほしい。

文/山崎伸子

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