キム・スヒョンの最新作は、感動のラブストーリー「涙の女王」。「愛の不時着」脚本家×スタジオドラゴンの強力タッグ!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
キム・スヒョンの最新作は、感動のラブストーリー「涙の女王」。「愛の不時着」脚本家×スタジオドラゴンの強力タッグ!

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キム・スヒョンの最新作は、感動のラブストーリー「涙の女王」。「愛の不時着」脚本家×スタジオドラゴンの強力タッグ!

韓国ドラマの新しいムーブメントとなった「愛の不時着」に始まり、韓国のみならず世界中を暖かな涙で包み込んだ青春ドラマ「二十五、二十一」、濃密なサスペンス「シスターズ」やユニークなフュージョン時代劇「シュルプ」など、常に完成度の高いドラマを届けてくれるプロダクションカンパニー、スタジオドラゴン。現在、チョン・ヘイン主演のサイコミステリー「コネクト」も絶賛配信中だが、さらなる嬉しいニュースがファンを沸かせた。「サイコだけど大丈夫」の温かな演技が感動を呼んだキム・スヒョンと「私の解放日誌」で現代女性の苦悩を繊細に演じたキム・ジウォンが共演する夫婦愛のドラマ「涙の女王」を製作することが決定した。

「愛の不時着」「星から来たあなた」の名手が手がけるのは、財閥夫婦のラブストーリー

「涙の女王」の主人公は、大手財閥クイーンズグループの法務取締役ペク・ヒョヌと、グループの三代目でクイーンズ百貨店を取り仕切るホン・ヘイン。夫婦である二人は、突如訪れた危機に直面しながら互いを支え合い、成長しながら家族愛を育んでいく。脚本を手がけたのは、「愛の不時着」をヒットさせた作家パク・ジウンだ。韓国有数の財閥令嬢が、ハプニングで非武装地帯に不時着したことから北朝鮮軍人との恋が始まるという独創的なイマジネーションと、奇跡にも似たロマンチックな愛が視聴者を虜にし、韓国ドラマの新時代の幕開けを予感させた。ユーモアとキャッチーさがありながらどこか切ないという、優れたバランス感覚でストーリーを練り上げるパク・ジウンの作家性が存分に発揮された「涙の女王」は、来シーズンのドラマで一大ブームを巻き起こす期待が高まる。

3年ぶりのドラマ復帰となるキム・スヒョン、共演者を輝かせる演技にも期待

【写真を見る】「サイコだけど大丈夫」に続くベストカップル演技を見せてくれることを期待
【写真を見る】「サイコだけど大丈夫」に続くベストカップル演技を見せてくれることを期待[c]Netflix

ヒョヌを演じるキム・スヒョンとパク・ジウンは、大学講師に見えて正体は宇宙人であるミンジュン(キム・スヒョン)と、傲慢な性格の人気スターソンイ(チョン・ジヒョン)が繰り広げるファンタジックなラブコメディ「星から来たあなた」以来、二度目のタッグを組む。ワガママ女優に振り回されながらも強く彼女に惹かれ、心から愛し抜こうとする頼もしくて一途なミンジュンの姿が話題となり、キム・スヒョンは一躍韓国ドラマの王者にのし上がった。彼は先日、ファンミーティングで来日した際「これからの俳優としての最終目標は、“キム・スヒョンの出ているドラマは、彼以外の役者がとても活き活きしている”と言われること」と語っている。「星から来たあなた」のチョン・ジヒョンとの甘いムードが大いにファンをときめかせたように、キム・ジウォンとも抜群のシナジーを見せてくれること間違いなしだ。のどかな田舎の村から財閥の重役へと出世したヒョヌは、妻と共にどのようにして困難を乗り越えていくのだろうか。

「私の解放日誌」で一躍人気に!今度のキム・ジウォンは高慢な“女王”

不思議な隣人ク氏とのハートフルな関係にファンもときめいた「私の解放日誌」
不思議な隣人ク氏とのハートフルな関係にファンもときめいた「私の解放日誌」[c]JTBC

ヘイン役のキム・ジウォンは、ヒューマンファンタジー映画『ロマンチックヘブン』(11)でスクリーンデビューを果たした。2013年にイ・ミンホの出世作となる「相続者たち」で、きつい性格だが実は心に寂しさを隠す令嬢を演じきる。キム・ジウォン本人が“ターニングポイント”と位置づける本作で、視聴者に強い印象を残した。済州島を舞台にしたヒーリングラブストーリー『ワン・サニーデイ〜One Sunny Day〜<劇場版>』(15)では、ソ・ジソプ扮する失恋で傷ついた青年を明るく照らす太陽のような女性を好演。その後も「太陽の末裔 Love Under The Sun」などヒット作への出演が続き、2017年にパク・ソジュンとラブラインを演じた若者の恋と友情のドラマ「サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜」ではKBS演技大賞でベストカップル賞を獲得するなど、共演者と抜群のケミストリーを見せることでも知られている。


「私の解放日誌」は、都会で憂鬱な日々をやり過ごしていた女性ミジョンを演じ、心を癒やす愛と自分の生きる道を探してゆく等身大の姿が大いに共感を呼んだ。キム・ジウォンによる抑制の効いた感情表現は、暖かな映像美や哲学的セリフに見事に溶け込み、実力とスター性を兼ね備えた俳優の一人に数えられるようになった。透明感ある美しさでかつては“リトルキム・テヒ”とも呼ばれたキム・ジウォンだが、「涙の女王」は“女王”と呼ばれる高慢な後継者に扮する。ミジョンとはまた違ったキャラクターで、さらに演技の幅を広げてくれる予感がする。

あの名作もこの傑作も!“信じて見るドラマプロダクション”スタジオドラゴン

 潤沢な製作費が迫力満点のリアリティを生んだ「ミスター・サンシャイン」
潤沢な製作費が迫力満点のリアリティを生んだ「ミスター・サンシャイン」[c]jisun park

こうした選りすぐりの製作陣と俳優たちを、“ヒットの影にその名あり”と称されるスタジオドラゴンが強力にバックアップする。2010年3月にCJ ENMのドラマ事業部門として設立され、2016年5月に独立したスタジオドラゴンは、現在最も成功しているドラマプロダクションだ。「ミスター・サンシャイン」のように430億ウォンという破格の製作費を投入する資金力を持ち、そこへさらにクオリティーの高い作品を生み出す作家や監督が集結するという好循環が生まれることで、大胆かつ魅力的な作品を世に出し続けている。tvNとOCNドラマが主だが、Netflixシリーズも手がけ、最近は「ビッグマウス」「コネクト」などの配信でディズニー+ともグローバル・パートナーシップを結ぶなど、着実に世界的シェアを伸ばしつつある。

「涙の女王」は来年の上半期にクランクインしたのち、下半期公開予定だという。 2023年も、韓国ドラマから目が離せない日々が続きそうだ。

文/荒井 南

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