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『非常宣言』没入感と臨場感MAXの本編映像とメイキング映像が解禁!樋口真嗣監督のコメントも到着

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『非常宣言』没入感と臨場感MAXの本編映像とメイキング映像が解禁!樋口真嗣監督のコメントも到着

韓国映画界のトップスターであるソン・ガンホイ・ビョンホンが共演した『非常宣言』が本日1月6日より公開。このたび没入感と臨場感をめいっぱい味わえる本編映像とメイキング映像が解禁され、『シン・ウルトラマン』(21)や『シン・ゴジラ』(16)の樋口真嗣監督からのコメントも到着した。

【写真を見る】墜落の恐怖におびえる客室乗務員の悲痛な表情!
【写真を見る】墜落の恐怖におびえる客室乗務員の悲痛な表情![c] 2022 SHOWBOX AND MAGNUM9 ALL RIGHTS RESERVED.

映画『パラサイト 半地下の家族』(19)、『ベイビー・ブローカー』(22)など数々の大ヒット映画に出演し、第75回カンヌ国際映画祭で韓国人初となる主演男優賞を獲得したガンホと、『JSA』(00)や『甘い人生』(05)で人気を博し、「G.I.ジョー」シリーズなどでハリウッド映画にも進出したビョンホン。韓国映画界を牽引する大物俳優2人を迎えた本作は、地上と上空を舞台に、ウイルスの恐怖と飛行機墜落の危険性におびえる航空パニック映画となった。

解禁された本編映像は、操縦不能になった飛行機KI501便が墜落していくシーンを収めたもの。犯人によって撒かれたウイルスは機内に蔓延し、ついに操縦士が感染。操縦不能となった機体が地上に向かって急降下してしまう。旋回しながら落ちていく機内で、悲鳴が響きわたるなか、天井に打ちつけられる乗客たち。機体の高度は下がり続け、着々と地上へと近づいていくが、乗客たちはこのまま“墜落”の運命を辿ってしまうのか?

あわせて墜落シーンの舞台裏を映し出した貴重なメイキング映像も到着。「観客が映画を観ながら『この飛行機、ニセモノだ』と感じないように、リアリティに重点を置いた」と語るハン・ジェリム監督は、同シーンの撮影において、なんと本物の飛行機を使ってセットを作り上げた。実際の旅客機の機体に回転台を搭載した電動装置を設置し、機体を360度回転させるという独創的なセットは、韓国映画初の試みとなった。

韓国映画初の試みとなった巨大な旅客機のセット
韓国映画初の試みとなった巨大な旅客機のセット[c] 2022 SHOWBOX AND MAGNUM9 ALL RIGHTS RESERVED.

さらに、現職のパイロットを招き、セットのディテールを強化。飛行情報を入力するモニターの色味など、かなり細かい部分まで実際のモデルを再現した。また、手持ちカメラによる撮影手法により、かつてない没入感と臨場感を創りだし「観客に『これは映画だ』と思って観てもらうのではなく、本当に飛行機に乗っているような気分になって映画を観てほしかった。それが手持ちカメラを選んだ理由だ」と監督は語っている。

そして、『非常宣言』を鑑賞した映画監督の樋口真嗣からもコメントが到着。「すべての映画には神がいる。宿る神ではなく、裁く神の方だ。映画のなかで生き、映画のなかで死ぬ、映画のなかの人間たちを裁く神がいるのだ。神はいつも気まぐれだ。我々の願いも祈りもどこ吹く風で、想像もしない結末へといざなう。そんな神に翻弄される2時間21分。神に祝福されるのか、見放されるのか。観客の我々も同時に、翻弄されるのだ」と、特撮やアニメ、実写と多くの作品を生みだしてきた樋口監督ならではのコメントが、より作品への期待感をあおる。


第74回カンヌ国際映画祭正式出品(アウト・オブ・コンペティション部⾨)としても世界からも注目された本作。アドレナリン噴出間違いなしの飛行機で起こるバイオテロを、ぜひ大スクリーンで体感していただきたい。

文/山崎伸子


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