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鈴木亮平、『エゴイスト』のキスシーンで宮沢氷魚からサプライズが!

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鈴木亮平、『エゴイスト』のキスシーンで宮沢氷魚からサプライズが!

映画『エゴイスト』(2月10日公開)のプレミア上映会が1月19日にテアトル新宿で開催され、鈴木亮平、宮沢氷魚、阿川佐和子、ドリアン・ロロブリジーダ、松永大司監督が登壇。鈴木と宮沢が、キスシーンの秘話を明かした。

【写真を見る】笑顔弾ける!『エゴイスト』プレミア上映会の様子
【写真を見る】笑顔弾ける!『エゴイスト』プレミア上映会の様子

高山真の自伝的小説を『トイレのピエタ』(15)の松永監督が映画化した本作。14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分を押し殺しながら思春期を過ごした浩輔(鈴木)が、シングルマザーである母を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢)と出会い、惹かれ合っていく姿を描く。

完成作への手応えを語った鈴木亮平
完成作への手応えを語った鈴木亮平

会場から万雷の拍手に迎えられ、鈴木は「非常に美しい映画ができました。ドキュメンタリータッチですが、色もすべてが美しく、僕たち2人のいる空間に、ずっと一緒にいたいなと思えるような映画になっていると思います」とにっこり。宮沢も「ようやく皆さんに観ていただける。この日をとても楽しみにしていました。とにかく美しくて、心にグッとくる作品」と熱っぽく語った。

宮沢氷魚も本作に「運命を感じている」と語った
宮沢氷魚も本作に「運命を感じている」と語った

龍太の母を演じた阿川は「演じさせていただくまでは不安や心配もあった」と打ち明けつつ、「現場に入ってからいまに至るまで、『なぜ私は、こんなにすばらしい時間を過ごせたんだろう』という気持ちでいっぱい。優しさがキラキラ光っている映画です」と本作への思い入れを吐露。原作者の高山と「親交があった」というのがドリアンで、「彼は2020年の秋に亡くなっているんですが、亡くなるまでの3年ほどは濃密な時間を過ごさせていただいた。すばらしいキャスト、スタッフの方の手によって作品になる。そのお手伝いが少しでもできるのがうれしかったし、すごく光栄」と感無量の面持ちを見せた。松永監督は「久しぶりに顔を合わせると、改めていいチームで映画をつくれたなと感じている」と周囲に敬意を表していた。

第16回アジア・フィルム・アワードでは、鈴木が主演男優賞、宮沢が助演男優賞、そして衣装デザイン賞の3部門ノミネートを果たした本作。「2人そろってというのがうれしい」と笑顔を弾けさせた鈴木は、オファーを受けた決め手について「原作がとにかくすばらしかった。原作者の高山さんと劇中の浩輔が、ちょっと自分に似ているなと思った。自分がやるべき、ご縁があるんじゃないかと思った」という。さらに「縁を感じて『出たいな』と思ったけれど、果たして自分がやることがいいんだろうかという思いもあった」と告白。現場に集まったLGBTQの当事者が、リアルな描写であるかどうかを常にチェックしてくれたそうで「無知だった自分にイチから勉強させてくれた。(浩輔の)親友役にもゲイの方々をキャスティングしてくれると聞いて、そこで初めてトライしてみようという気持ちになれた。彼らのおかげです」と心を込めていた。


息ぴったりに撮影秘話を告白!
息ぴったりに撮影秘話を告白!

劇中で恋人役を演じた鈴木と宮沢だが、松永監督の現場では、常に“役として生きる”ことが必要だったと声をそろえた。宮沢は「現場では、亮平さんという感じではなくて、常に浩輔さんがそこにいた。僕は龍太として、そこにいた。その信頼関係ができていた」としみじみ。鈴木も大きくうなずき、「お互いがお互いを、俳優として見なかった。“龍太、浩輔として見る”という関係が必要だった。だから、氷魚くんを氷魚くんとして見られるようになったのは最近です」と宮沢と笑顔を見せ合っていた。

また歩道橋でのキスシーンの秘話も飛びだし、宮沢は「浩輔さんが先を歩いていて、後ろから僕が『浩輔さん』と呼んで、振り返ったところをチュッとキスをするシーンがある」と口火を切り、「何回かテイクを重ねるうちに、松永監督が『浩輔さんじゃなくて、亮平さんって言って』と。『亮平さん』と言うと、(本名を呼ばれて)ちょっと亮平さんが驚いた。監督が新鮮な、新しい反応を求めていたんだと思います」と回想。鈴木は「(松永監督の現場は)サプライズが多い。待ち時間にボーッとしていて『静かだな』と思うちと、そばにカメラがあって撮られたりしていた」と新鮮かつ、生の空気感を大切に捉えていく現場だったと語っていた。

取材・文/成田おり枝

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