松本大輝たちが変身ポーズを生披露！『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』舞台挨拶

ウルトラマンの最新テレビシリーズである「ウルトラマンデッカー」の完結後を描く、長編オリジナル映画『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』が2月23日より、TSUBURAYA IMAGINATIONにて独占配信されると共に、全国104館の劇場で同時公開された。同日丸の内ピカデリーでは公開初日舞台挨拶が開催され、主演の松本大輝、中村加弥乃、村山優香、大地伸永、黄川田雅らメインキャストが登壇した。

主人公のウルトラマンデッカー＝アスミカナタ役を演じた松本は、公開初日を迎えた心境を聞かれ「皆さんにやっと届けることができてうれしいです」と、本作でウルトラマンディナスへの華麗な変身を遂げるディナス役の中村は「今映画を観終えた皆さんの眼差しを見て、改めて自分がウルトラマンになったんだ、という実感が湧いてきました」と喜びを口にした。

また、ステージで実際に中村が勇ましい変身ポーズをして掛け声をかけると、ウルトラマンディナスが登場。「緊張しましたが、皆さんどうでしたか？」という中村からの呼びかけに、会場からは大きな拍手が上がった。

ウルトラマンディナスを目の前で見た黄川田が「デッカーに似た要素もあって、なんかキュンキュンしますね」と興奮気味に語ると、大地も「なんかデッカーよりも小顔に見えますね」とその格好良さを褒めちぎる。村山も「デッカーのミラクルタイプ推しだったんですけど、ちょっとディナス推しになっちゃうかも」と話すと、ウルトラマンデッカーに変身するカナタ役の松本は嫉妬の表情を見せ、会場の笑いを誘った。

さらにその後、中村が劇中の戦闘でディナスが披露する技「ディナライズバーンズ」を、会場に駆け付けたファンと一緒に挑戦することに。何度か練習を繰り返したのち、ムラホシ隊長役の黄川田の掛け声に合せて見事に技が成功した時、会場が一つになった。

そして、中村に引き続いて松本も生変身ポーズを披露。ウルトラマンディナスに後押しされながら、作中で描かれた登壇者全員の「輝け！」の掛け声と会場から心を1つにした“ウルトラチャージ”を受けた松本は、お馴染みの変身ポーズを見事に決めると、ウルトラマンデッカーが登場し、2人揃っての決めポーズを披露した。

劇中では終版の重要な場面で変身を遂げた松本演じるカナタ。この日も、一番印象に残っているシーンとしてその場面を挙げた松本は「テレビシリーズの最終回で一度デッカーとはお別れして、GUTS-SELECT隊員の人間として戦っていこうと吹っ切れていたのですが、いざ最後の最後に変身するとなると、やっぱりうれしい気持ちになりました」と、ウルトラマンデッカーへの想いとともに、撮影当時の心境を振り返った。

最後に会場のファンに向けて、中村は「この作品を観て、お友達に『女の子が変身するウルトラマンがいるんだよ』とぜひ教えてあげてください」と明るく語り掛ける。また黄川田は、2月に誕生日を迎える中村、村山、大地へプレゼントがあるとサプライズ発表し、誕生日を祝う「花」をプレゼントすると、驚きと喜びで中村が涙ぐむという場面も。続けて、今作で新隊長に就任したリュウモン役の大地へ、隊長だけが着ている、GUTS-SELECTの隊長用ジャケットを受け渡す。大地は「地球は俺たちが守るので、ムラホシ隊長は訓練校の先生やっていてください」と頼もしく応え「皆さんにとって、なにかに挑戦することの糧になるような作品になってほしいです」と力強く語った。村山も「皆さんにデッカーをずっとずっと愛していただきたいです」と感無量の様子だった。

最後に松本は「たくさんスタッフの方々に支えられながらここまで来られましたが、今日を迎えられたのは、なによりファンの皆さんの支えがあってこそです。本当にありがとうございます」と、この日一番の笑顔でファンに感謝を伝え、大盛り上がりのイベントを締めくくった。

キャスト陣はこの日、ムービックス亀有、グランドシネマサンシャイン池袋でも舞台挨拶を実施し、多くのファンとふれあったが、週末以降も全国の劇場で舞台挨拶やグリーティングも予定されているので、ぜひ「ウルトラマン」ファンはチェックしていただきたい。

文/山崎伸子