主題歌は吉澤嘉代子の書き下ろし楽曲に決定『アイスクリームフィーバー』特報、ティザービジュアル、メイン写真が公開

吉岡里帆主演、モトーラ世理奈、詩羽(水曜日のカンパネラ)、松本まりか共演、千原徹也の初監督作品『アイスクリームフィーバー』の公開⽇が7⽉14⽇(⾦)に決定。このたび特報映像、第1弾ティザービジュアル、場面写真などが公開され、あわせて、主題歌が吉澤嘉代子の書き下ろし楽曲「氷菓子」に決定したことが発表された。

本作は、初めてメガホンをとった千原が「映画制作をデザインする」と題し、アートディレクターの視点から、従来の映画製作のやり⽅にとらわれない⼿法で映画作りに挑んだ意欲作となる。原案は、川上未映⼦の短編集「愛の夢とか」内収録の「アイスクリーム熱」。先⽇「すべて真夜中の恋⼈たち」が、世界で権威ある⽂学賞の1つ「全⽶批評家協会賞」の⼩説部⾨最終候補作品にノミネートされるなど、国内外問わず高い評価を受ける川上の⼩説だが、今回が初の映画化作品となった。

アイスクリーム屋のアルバイト、常⽥菜摘役で主演を務めるのは、映画賞を多数受賞した『ハケンアニメ！』(22)や、ディズニープラス配信作品「ガンニバル」など、話題作への出演が相次ぐ吉岡。また、アイスクリーム屋の常連客である作家、橋本佐保役には、ファッションモデルで『⾵の電話』(20)や『異動辞令は⾳楽隊！』(22)などで⼥優としても独自の存在感を放つモトーラ、菜摘の後輩、桑島貴⼦役には、本作が映画デビューとなる⾳楽ユニット、⽔曜⽇のカンパネラのボーカル、詩⽻、近所の銭湯に通う、仕事が⽣きがいの⾼嶋優役は『ぜんぶ、ボクのせい』(22)や『夜、⿃たちが啼く』(22)などの実⼒派⼥優、松本が担当し、魅⼒的なアンサンブルを繰り広げる。

解禁された特報とティザービジュアルは、⽢くほろ苦いエモーショナルな世界観が収められたもの。“恋の始まり”のようなものを予感させる本映像では、年齢も仕事もさまざまな4⼈の何気ない⽇常が流れていく。やがてアイスクリームをきっかけに出会いを果たす、菜摘と佐保。吉澤嘉代⼦の楽曲「氷菓⼦」に乗せながら、初恋のような胸の⾼鳴りを抑えられずに、渋⾕の街を駆け抜けていく2人の姿が瑞々しく映し出される。さらに映像では、感情をむき出しにする優や、⾬に打たれながら⼀点を⾒つめる貴⼦の姿も。まさに千原監督の⼿腕が光る、ビタースイートな映像に仕上がった。

ティザービジュアルには「100万年君を愛ス」というコピーもあしらわれ、それぞれの“恋にも似たような想い”がすれ違いながらも、彼⼥たちが紡ぐはかなくも切ないエモーショナルな物語に期待が膨らむ。また、あわせて解禁されたメイン写真2点には、⾒つめ合う菜摘と佐保、気だるい表情を浮かべる菜摘と貴⼦の姿が収められている。

さらに主題歌が、楽曲のMVやジャケットのビジュアルを⼿がけるなど、これまで千原監督と何度もタッグを組んできた吉澤が、本作をイメージして書き下ろしたという楽曲「氷菓⼦」に決定。吉澤は、モトーラ演じる佐保の隣⼈“オトナリさん”役として出演もはたすので、楽曲はもちろん、吉澤の登場シーンにも注目したいところ。

なお、本作が「ウンナナクール」、「グローバルワーク」、「ニコアンド」、「ローリーズファーム」といったブランドとタイアップすることも明らかに。本作の公開に向け、様々なコラボ展開をしていく予定だという。千原監督ならではの表現で描かれる新鮮なラブストーリーを、ぜひ劇場で体感してほしい。