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映画『ワンピース』が週末興収下半期No.1! プレミア必至の“ゼロ巻”求め爆発的スタート

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映画『ワンピース』が週末興収下半期No.1! プレミア必至の“ゼロ巻”求め爆発的スタート

現在大ヒット中の映画『ワンピース ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の初週興行収入(土日2日間)が10億円を超え、下半期ナンバーワンとなった。爆発的スタートの一因に、話題を集めた劇場特典の“ゼロ巻”の存在がある。

この“ゼロ巻”は、「ワンピース」の20年前の世界を描いたストーリー。原作者の尾田栄一郎が書き下ろしたもので、先着150万人(これもすごい)限定で劇場配布された。だが、超人気マンガ「ワンピース」の最新刊である第56巻の発行部数は、初版単行本史上最高の285万部。これだけを見ても、ファンに対してその数が足りないのだ。

そのため、“ゼロ巻”を手に入れようと前売鑑賞券が早いうちから売れ、配給である東映の前売券売上史上、最高売上を記録。前売券を入手できなかった人々は、当日券を買いに映画館前で長い列を作っていた。

その結果、興行収入は12日(土)で5.53億円、13日(日)で4.85億円、2日間合計で10.38億円となり、動員人数は2日間で82万人に達した。全国188館での上映ながら、それまでの1位であった『ハリーポッターと謎のプリンス』(844スクリーン、初週土日興収9.9億円)を抜き、下半期1位となるスタートを切った。公式サイトでは、「満席の回が続出している」というニュースが掲載され、出掛ける前に劇場に問い合わせするように案内するほどだ。

現在、“ゼロ巻”のごく一部は転売、もしくはネットオークション等で高価格で取引されている。ただ、配給は早くも“ゼロ巻”の100万部増刷を決定。入手できなかったファンは、ぜひとも劇場で実物を手に入れておきたいところだろう。

何より、今回は原作者が製作総指揮を務めており、朝日新聞に9面広告を掲載するくらい気合いが入っていた。ファンのブログには、「尾田っちが作品に深くかかわっているから外せない」といった感想が見受けられ、やはり原作者の力の大きさを感じざるをえない。今回、初日に爆発的なスタートを切ったが、たとえ“ゼロ巻”が配られなくてもヒットしていたに違いない。【Movie Walker】

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