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石原さとみが母となり新境地へ!吉田恵輔監督作『ミッシング』2024年公開決定

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石原さとみが母となり新境地へ!吉田恵輔監督作『ミッシング』2024年公開決定

WOWOW製作幹事、スターサンズ企画、ワーナー・ブラザース映画配給の『ミッシング』の制作が決定。2024年の全国公開に向けて始動することが明らかに。あわせて、石原さとみが主演、吉田恵輔が監督および脚本を務めることが決定した。

2022年出産を経て母となった石原が主演を務め、1年9ヵ月ぶり、出産後初となる映画撮影に臨んだ本作。また、『ヒメアノ〜ル』(16)、『愛しのアイリーン』(18)、『空白』(21)の吉田が監督、脚本を手がける。とある街で少女の行方不明事件が発生。母親の沙織里(石原)はあらゆる手を尽くして娘を探すも、有力な情報も手掛かりもないまま既に3ヵ月が経っていた。娘が行方不明になった時に、好きなアイドルのライブに足を運んでいたという事実や、茶髪メッシュの風貌からネット上では「ライブ狂いで育児放棄の母」という誹謗中傷の投稿がなされ、さらに夫婦喧嘩が絶えなくなり、沙織里は苛立ちを募らせていく。事件発生時は大きく取り上げ注目を集めていたが、やがてマスコミの関心も薄れていくなか、地元のテレビ局だけは奔走する沙織里の取材を続けていたのだった。

本作は、石原が「吉田恵輔監督と一緒に仕事がしたい」と直談判してから6年の歳月を経て、ついに実現した企画となっている。石原は出産を経験しての今回の企画に対し「ついに憧れの吉田組で1年9か月ぶりのお芝居をいましています。我が子という自分の命よりも大切な存在を知ったいま、この役柄は本当につらく苦しく精神が削られます。ですが、いまの私だからこそ、できる役です。大きな覚悟を持って最後まで沙織里を生きていきます」とコメントしている。

また、吉田監督は「脚本を書いた時、いちばん思い浮かばない人をキャスティングしてみたかった」と石原の起用に関してコメント。また「執筆中から何度も手を止めてしまうほど、つらく苦しい現実を描きました。主演の石原さんを筆頭にキャストたちはメンタルが削られる芝居の連続だと思います」と語っている。

事件をきっかけに崩壊する「日常」、事件を「題材」として扱い、視聴率を獲るために「偏向報道」に舵を切ってしまうマスメディアから厳しい状況に立たされる母親はどのような選択を下すのか?現代社会の闇を鋭く切り取る本作の続報を楽しみに待ちたい。

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