白石和彌プロデュース『渇水』“渇ききった”表情を見せる生田斗真の姿を収めた場面写真解禁!
“⽣の哀しみ“を鮮烈に描き、第70回⽂學界新⼈賞を受賞、第103回芥川賞候補となり注⽬を集めた河林満による同名小説を原作に、生田斗真を主演に迎え⽩⽯和彌が初めてプロデュースを担当した『渇⽔』(6月2日公開)。本作より、主人公の岩切俊作を演じた生田斗真の新たな姿を切り取った場面写真が解禁となった。
⽇照りが続く夏、市の⽔道局で働く岩切俊作(白石)は、⽔道料⾦を滞納する家庭に足を運んでは彼らの⽔道を停めて回る日々を送っていた。県内全域で給⽔制限が発令されるなか、彼は蒸発した⽗親と帰らなくなった⺟親によって2人きりで取り残された幼い姉妹と出会う。困窮家庭にとって“水“は最後のライフライン。そんな“水“を停めるべきなのか岩切は葛藤に襲われながらも規則に従い停⽔を執⾏しようとする。
今回解禁となったのは、主⼈公である岩切俊作の “渇ききった“表情をピックアップした場面写真。岩切を演じた生田は2023年には映画『湯道』をはじめ、ドラマ「⼤河ドラマが⽣まれた⽇」、「幸運なひと」で主演を務めた。そんな変幻⾃在に様々な役を演じ分ける実⼒と絶大な⼈気とを併せ持つ⽣⽥が本作で演じたのは、葛藤しながらも困窮する人々の命綱ともいえる⽔を⽇々停めて回る⽔道局職員。解禁された3枚の写真には、毎日を淡々と⼲からびた⽬で過ごす、初めて見る生田斗真の姿が収められている。⻑⾕川プロデューサーはキャスティングについて「岩切というキャラクターは、最強の凡⼈だと捉えた時、凡⼈を演じたことのない⽣⽥⽃真さんが閃きました。オファーして快諾まで1週間という異例の早さでしたが、この脚本ですから、⾃信はありました」と相思相愛であったことを明かした。
幼い姉妹との出会いは渇ききった岩切の心にどのような変化をもたらすのか?そして岩切が取った予想外の行動とは?彼らが一体どんな結末を辿るのか、ぜひ劇場で見届けたい。
文/高木郁
※高橋正弥の「高」は「はしご高」が正式表記